2021年10月16日

右肩上がりに増えています

ひきこもりと不登校の相談者が右肩上がりに増えています。
えこーのような民間の相談窓口が他にないのも原因だと思いますし、
中には公的な相談窓口は行き尽くして、えこーにたどり着いた人も
いるかも知れません。
ひきこもりと言っても家から一歩も出られない人もいれば、
車で自由に出られる人もいますし、深夜に徒歩で出かけて
丸一日帰らない人もいます。
家族との関わりもそれぞれで、普通に会話ができる当事者もいれば、
ほとんど会話がない当事者、
家族がいると二階から降りてこない当事者もいます。
着替えも毎日する当事者もいれば夏も冬も同じ服装の当事者もいます。
風呂も毎日入るから2年入っていない当事者までいます。
えこーで相談を受けているひきこもりの当事者だけでも千差万別です。
不登校の当事者も同様に、全く学校に行けない人、
文科省の不登校の定義は30日以上学校に行っていない、
この解釈は自治体によってそれぞれかもしれません。
月に何度かとりあえず学校に来て保健室で過ごして帰る、
放課後に登校して自由に時間を過ごす、
これを不登校にカウントしない自治体もあれば、
教室でクラスの仲間としっかり授業を受けないと不登校にカウントする
自治体もあるようです。
学校の対応も、3日に一度は担任が自宅を訪れる所から
毎日担任から電話がかかるが自宅には来ない自治体があります。
ひきこもり、不登校と言ってもひとくくりにはできませんし、
自治体の対応も様々です。

こうすればひきこもり、不登校がなくなる・・・・・そんな方法があれば
支援機関はいらないのに。
生きづらさを抱えているから、学校や仕事に行くことが出来ない、
その理由が何なのか、小学生なら親に厳しく言われたら無理して
無理して学校に行くかもしれません。
しかし精神的な疲労はあります、苦痛に感じながら1週間休まずに
通学・・・・・・その反動は必ず来ますし、さらに長いトンネルに
入ってしまうかもしれません。
苦境に入るのは簡単ですが、抜けるのは大変です。

それを見ている親が相談に来ます、じっくり話を聞いて適切な助言を
行い、適切な支援機関につなぐどちらも難しいことです。
コロナの影響でひきこもりよりも不登校の新しい相談者が増加して
きました。
大津市なら支援機関も分かっていますが、他市だとまずその市の
支援体制から調べないといけないので、つなぐのにも時間が
かかってしまいます。
・・・・・・と愚痴を言っても始まりませんし親身になっての寄り添いも
出来ません。
えこーのスタッフが下を向いたり後ろを向いたりしていられない。
午年生まれですのでさらに一鞭、二鞭、これで走れます。

Posted by いとう茂 at 19:51│Comments(0)
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