2021年10月20日

電話とメール攻勢

日曜日は市外の不登校の子どもを持つ相談者と面談がありました。
学校には行くことができませんが、行政が開設している
居場所に週に3回通う事は出来ています。
このことを喜ぶか、不満に思うか・・・・。
えこーのスタッフは喜びと受け取っていますし、親にも
褒めてあげるように伝えています。
人と接するのが苦手な当事者ですので、
まずは買い物から始めてはどうかと勧めています。
マクドの店員にも注文ができない、そこで欲しい商品を
紙に書いてドライブスルーから始めてもらう、
それも昼の混みあう時間帯を外して出かけてもらう。
上手く注文できたご褒美は当事者の欲しい商品、
こんな提案をしました。
これなら何とかなりそうですと親の方も笑顔でした。
次の面談が楽しみです。

面談の間にスタッフに3回電話がありました。
実は日曜日の午前中に私にも3回電話がありました、
どちらも同じ人からで、2・3回の呼び出し音で切れてしまいます。
スタッフには合計で6回あり、こちらは留守電にメッセージが
入っていましたが、内容はすべて同じでした。
私は3回目の電話で話したのですが、話の内容は過去にも
何度かあった「電話での相談はしていないのか」の質問でした。
電話の主もえこーの相談者で、電話の次はメールです、
これも同じ内容で多い時は1日に5・6回来ます。

関係機関と連携して対応を考えていますが、
この相談者も基本的には治らない生きづらさを抱えています。
面談中でしたが、電話をして改めて話をしましたが内容は同じもので、
「この前話したよね、電話での相談はしていません」そう言っても
相談者は覚えていません。
この繰り返しが結構あります、メールはほぼ毎日来ますし
手紙も頻繁に来ます。

えこーを始めてからずいぶん気が長くなったと感じていますが、
時々・・・ブチっといきそうになります・・・我慢、我慢。
電話で相談を受けると曜日も時間も関係なく
電話がかかってくることが分かっているので電話相談は
断り続けています。
この相談者との面談は来月になります、困っていることや
話したいことをまとめておくように伝えましたが・・・・・。
来月の面談までこうした電話とメール攻勢、それに手紙も続きます、
面談が終わると・・・・またまた、その次の面談まで同じことの繰り返しです。
行政の支援機関でもお手上げ状態、かろうじてえこーが
面談を続けているので、行政もこの相談者の様子を知ることができます。
本人はさほど生きづらさを感じていないようですが、
生きづらさを感じないのは楽でいいという面もありますが、
外から見ればかわいそうな面でもあります。
ひきこもりでも不登校でも問題行動があるわけでもないので、
基本的にはえこーで相談を受けなくてもいいのですが、
何とか社会資源の活用でこれからの生活の安定が図れたらと考えて、
面談を続けています。

Posted by いとう茂 at 21:27│Comments(0)
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