2021年10月29日

新聞の記事から

衆院選を見据えて子どもを取り巻く環境の悪さを指摘する記事が
目に留まりました。
いくつかの政党の公約では「子ども庁」の創設も掲げられていますが、
貧困、虐待、不登校、それに最近よく耳にするヤングケアラーの
問題など、現場の専門職が課題を指摘しています。
「子どもの声なき悲鳴聴いて」と大きな見出しもついています。
問題を抱える子どもはその家庭も孤立し、支援は子どもだけでなく
家庭も含めて行う必要性も訴えています。
えこーはひきこもり、不登校、問題行動等の相談窓口ですが、
ひきこもり、不登校の家庭は地域でも孤立している場合が多く、
誰にも相談できずに当事者と家族だけで抱え込んでいるのが現状で、
学校や仕事に行かないという周囲の認識を、
何か生きづらさがあって学校や仕事に行けないという理解に
変えるために、もっと行政は啓発運動をすべきだと考えています。
一番辛い思いをしているのは当事者です、行こうと思っても
「行けない」、それを「行かない」とばっさり切り捨てられる・・・・・。

家庭、学校以外の第3の居場所の必要性についても触れています。
特に学校に行けない子どもにとっては、家庭以外の居場所が
ほとんどないのが現状だと思います。
不特定多数の子どもを対象にして開設されている子ども食堂、
ひとり親家庭で親が夜の仕事に就いていて、子ども一人で夕食を
食べることがないように、家庭以外の居場所としての
意味もあると思いますが、ひとり親家庭の子どもだけというわけにもいかず、
運営する側は頭を痛めているのではないでしょうか。

21世紀の中盤から後半にかけて時代をけん引していくのは
今の子どもたちです、少子化で子どもの数が減少しているのに、
一人でも多くすこやかに伸び伸びと育つように手助けするのは
今を生きる者の責務だと考えますし、国や地方自治体も
その事に本気で取り組んでいただきたい・・・と願うしかありません。

Posted by いとう茂 at 14:28│Comments(0)
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