2021年11月24日

日曜日のえこちゃんステーション

会場の都合で、いつもの月よりも1週間早い21日は、えこステでした。
今月は大津市保健所から、保健所で実施しているひきこもり家族の
勉強会の運営の参考にしたいと、職員が出席してくれました。
保健所の勉強会の雰囲気とは違い、えこステの参加者の
元気さと明るさに驚いたようで、保健所の勉強会に
参加している家族も元気と笑顔を取り戻してくれたらと願っています。

今月はイベントが何も入っていない月で、参加者も時間を気にせずに
溜まっているものを吐き出せたようです。
近況報告では2組の家族から、子どもに言ってしまったと
爆発したことの報告がありました。
親の中にある不満をぶちまけたのではないことをえこーの面談で
聞いていましたので、よくぞ爆発しましたと改めて称賛しました。
ひきこもっている子どもに対して、はれ物に触るように接している
家族が多い中、「お前が心配だから」「もっと自分を大切にして欲しい」
そんな願いの爆発です。
ただのうっぷん晴らしなら称賛しませんが、
子どものことを思っての爆発、これは子どもの心にも伝わっていると思います。
決して見放さないという親の決意の表れともいえると思います。

爆発の効果がすぐに出るとは思いませんが、
親が味方だと認識することで、親子の関係も修復に向かうと思います。

今回がえこステの18回目でした、1回目と比べて動きが出てきた家族が
増えています、最初に相談に来た時は「どうしていいか分からない」
まるでこの世の終わりのような顔つきだったのが明らかに変わってきました。
ここに来るまでには様々な葛藤があったと思います、
前向きに進めば進んだで新しい課題が出てきます。
その課題もこつこつ諦めないで取り組むことで、
解決への道が見えてきます。
1つ1つの課題の解決はできても、最終的な自立に向けた課題は
何なのかはそれぞれ違いますし、
そこに行くまでの道のりは総じて遠いように感じます。






Posted by いとう茂 at 22:23│Comments(0)
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