2021年12月31日
今年も残り12時間を切りました
今年の正月の頃はまだまだ1年は長いそんな感覚でしたが、
カレンダーも今日で最後になりました。
新しいカレンダーを吊るせばいいのですが、あと半日今年を
実感していたい、そんな気分です。
1年を振り返って・・・・嬉しいこと、悲しいこと、今年もいろんな思いをしました。
ひきこもり・不登校の子どもの状態が少し良くなったと相談者と喜んだり、
何を言っても受け入れずに自分の話が中心の相談者に手を焼いたり、
来年から自分なりに自立に向けて動く当事者の応援をしたり・・・・。
12月に入って同級生の訃報に接して落ち込んでいました。
えこーの賛助会員にもなってくれて応援してもらっていたのに、
何一つ恩返しができないうちに遠くに行ってしまいました。
亡くなったのは新しい広報紙の発送の準備をしていた時で、
その同級生に出すはずの広報紙が手元にあります。
年が明けたら気を取り直して、この友人に最後の手紙を出そうと思っています。
もう一つ、暮れの27日にお袋が雪で滑って転倒し大腿骨骨折。
幸い手術は成功しましたが90歳と言う高齢ですから、
この先は車いすか寝たきりの生活になりそうで段差がある家で
生活ができるのか、退院までは3週間ほどですがリハビリをするために
転院もしなくてはならず、受け入れてくれる施設があるのか、
認知症も進んでいますし現実はかなり厳しいと考えています。
当面はデイサービスで様子を見て、十分な介護が家でできなければ
介護施設への入所も考えなくてはならず、その受け入れ先も
探さなくてはいけません。
親を最後まで家で面倒を見る、このことがどれほど難しいか、
いきなりその現実を突きつけられて、お袋はすぐにでも家に
帰りたがっているのに、その気持ちに関係なく
介護施設と決めている自分に腹立たしさを覚えます。
半日先から始まる新しい年の幕開けは、結構気分が重いものになりそうです。
それでもお袋が亡くなったわけではありませんし、
ほかの家族も元気ですし、ちゃんと熱いご飯も年越しそばも食べることができます。
それだけでも幸せだと思わないと。
世の中にはこの半日をどう過ごそう、何を食べよう、
正月明けの1月4日の手形をどうして落とそう、そんな悩みや
不安を抱えた人も大勢います。
電気料金が払えずに寒さに震えながら年を越す家族もあります。
紅白だ、初もうでだと考えられる人は幸せです。
「そんなん、その人の事情やし私に言われても・・・・」そうなのです。
その人の事情ですし、どこにも持っていけない事なのですが、
そうした格差社会のはざまで苦しんでいる人がいることを多くの人が
知ってくれたら、歳末助け合いの共同募金だけではなく苦しむ人が
減る手立てが出てくるかもしれません。
誰でも温もりや優しさが欲しいと願っていると思います。
新しい年は、温もりと優しさに満ちた年となりますように、
そう強く祈りたいと思います。
どうぞ、このブログを読んでいただいている人たちも一緒に祈ってください。
1年間ブログを読んでいただきありがとうございました。
毒にこそなれ薬にならないブログですが、来年もよろしくお願いします。
Posted by いとう茂 at 12:32│Comments(0)