2022年03月22日
すべてはいつか終わる
朝が来ない夜はない、やまない雨はない、慣用句としてよく用いられる言葉です。
いつまでも同じ状態は続かない、いつかは改善して逆境から出られる、
そんな励ましの言葉だと思っています。
夜が明けるから朝が来るのか・・・朝が来るから夜が明けるのか・・・。
夜や雨だけでなく、すべてのものはいつか終わりが来る。
こう書くと寂しい気持ちがわいてきますが、それが世の常で無常ということだと感じます。
組織に属していても、短ければ1年未満で退会かも知れませんし、
長くても自分の寿命よりは短いものです。
学校なら卒業、社会人なら定年があります。
終わりがあるということは社会人なら定年後は後輩が自分のいた
ポジションに座るということです。
人の評価はその場にいる時よりも、
むしろその人がいなくなってからされる場合が多く、
元に戻ってやり直しがきかないので、その時の評価が最終評価になります。
終わりがあっても・・・・言葉は持ちませんが自然界の中で生き残っている物、
例えば日本海の海岸沿いに植えられた防風林、
ほとんどが風で陸地の方に傾いています。
お彼岸でお墓参りをした人も多かったと思いますが、
墓石も立てた時から時間が経てば全体に丸くなってきます。
環境に順応して終わりの日を一日でも伸ばしているのでしょうか。
丸くなったと言えば聞こえがいいのですが、それだけ削られているわけで、
この先もそれは続きます。
最近は墓じまいも多いので、墓石がなくなるのは風雨よりも
そちらが原因かもしれませんが・・・・。
住んでいる家も乗っている車も使っている電気製品も全部、なくなる日が来ます。
お金で買えるものは買い替えができるように新製品が開発されています。
それもいつかなくなるのですが・・・・。
逆に、1日も早く終わってほしいのはウクライナへのロシアの攻勢をはじめ、
世界各地での内戦ですが、利害が絡むと人間は止め時を
見失うことがありますので、思いのほか長引くかもしれませんし、
世界中で猛威を振るっているコロナも早く収まってほしいものです。
終わらないものはない、この地球さえいつか大爆発を起こして消滅するか、
人々が争って壊してしまうかも知れません。
永遠に続くものはない・・・・だから私は頑張る、だから頑張っても仕方ない。
この分岐点の持つ意味は大きいと思います。
Posted by いとう茂 at 15:43│Comments(0)