2022年07月28日

手紙

当事者のお宅を訪問して親と面談をする出前えこーでは、
毎回スタッフが手紙を書いて当事者に渡してもらっています。
読まずにそのままゴミ箱ということも少なくないことは承知で手紙を持っていきます。
今回は大胆な行動に出ました。
返事を書いてもらおうと返信用の封筒に切手を貼って、当事者に渡してもらいました。
1度や2度で返事が来るとは考えていませんので、
継続は力で根気強く続けるしかありません。
無反応というのが一番対応に困ります、お邪魔をしている時に
「もう来るな」その反応でもあれば対応を考えられます。
この次は私も手紙を書くつもりです、親の気持ちの代弁ができないかと考えています。
家族ですと距離が近すぎて見えていないものがあったり、照れから言えないことがあります。
第三者だとそうしたことが書けますし、読む方も気負いなく読めるように思います。
そのことも家族会で了解を取りましたので、
下書きが出来たら家族に読んでもらって最終確認です。

家族や当事者に近い人だから話せないこともあると思います。
見ず知らずの第三者だから話せる、これは保護司の経験から得たことです。
こうすればひきこもり、不登校が解決する・・・
そんな本があればベストセラーですが、誰も書けません。
子育てや学習でもそうだと思います、こうすれば子どもがすくすく真っすぐ育つ、
この方法で東大、京大に合格できる。
そんなバイブルはないと思います。
そう考えると書店にあふれるハウツーものは・・・全部いい加減・・・なのかも知れません。
広報紙の方はひと段落しましたので、これからは手紙の下書きに取り掛かりたいと思います。
言の葉を言霊に変える不思議な文字もありません、
誠意をもって文章を考え素直な気持ちで書く、これが案外難しい作業です。

Posted by いとう茂 at 11:06│Comments(0)
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