2023年02月06日

次から次と、また次から次と

12月からひきこもり、不登校の相談の申し込みが増え続けています。
12月は2件でしたが、1月は5件の申し込みがありました。
市内と市外が半分ずつ程で、中には遠方からの申し込みもあります。
苦しんで困り果てて、ようやくえこーにたどり着いた相談者ですので、
1回目の面談はなるべく早くしたいと考えていますが、
今まで相談に来ている人の予約が入っており、
3月いっぱいまで面談日に空きがありません。
1日1組で1組の面談時間は2時間が基本ですが、
中には3時間という相談者もいますので、歯医者の予約のようにはいきません。
面談が終わるとこれからどこにつなぐか、
そのタイミングも含めてスタッフ会議もしなくてはいけません。
その時間も入れると1日に2組が限度になります。
今のところは何とか1日2組で収まっていますが、
それでも1月の申し込みで面談が3月末と言った相談者が何組かあります。
この前に、そのことでスタッフを増やそうかと会議をしました。
現在は3名のスタッフですので、これをバラして新しいスタッフと
組むようにしてはどうか、そんな意見が出ました。
しかし、そうすることでスタッフ間の情報共有に時間が別に必要になることと、
相談者がスタッフを選ぶようになるのではないか、そんな意見が出ました。
それで、結論はもう少し現状のスタッフで頑張ろうということになりました。
えこーのような民間の相談窓口がもっと増えれば、
少しはゆとりも生まれると思います。
相談者は自分に合っていないと考えると、相談窓口を変えると思います。
窓口を変えるほど選択肢があれば、相談者もその窓口を回って
様々な助言を受けることができます。
何が正解かは、相談者と当事者の困っている度合いによっても
違ってくると考えています。
しかし、現実はえこーに続いて新しい相談窓口は見えません。
いつもスタッフには「えこーは10年先を見据えて行動しているから、
今は一つの相談窓口で耐える時」と言っています。
次から次と、そう言ってもひきこもり、不登校の数を考えれば、
えこーに来ている相談者は、砂浜の砂をスプーンですくった程度だと思います。
今は、砂浜を見ずに、
すくった砂を一粒ずつ丁寧に見る時期だと自分に言い聞かせています。

Posted by いとう茂 at 12:54│Comments(0)
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