2023年05月30日

愚直で謙虚だからいい

水曜日はえこーと和太鼓の練習日ですが、
もう一つ、テレビの録画予約を一週間分する日でもあります。
高倉健さんと吉永小百合さんの映画はほとんど録画してありますので、
改めて録画することはありませんが、最近、鶴田浩二さんが主役のドラマ
「男たちの旅路」が三部まで、合計で9作品の放映がありました。
俳優では高倉健さんと鶴田浩二さん、どちらも故人になりましたが
昔からファンですし、女優では吉永小百合さん
、昭和の時代から変わっていません。
三人に共通するのは、失礼な言い方をすれば・・・同じパターンの演技。
しかし、この同じパターンがいいと思っています。
どことなく不器用で愚直、口数も少なく思います。
セリフがなくても絵になる三人だと感じています。
鶴田浩二さんと言っても50代以下の人には・・・誰それ?かも知れません。
男たちの旅路も3・40年前のドラマで、「相棒」の杉下右京役の水谷豊が、
それこそ50年近く前にショーケンと共演していた
ドラマ「傷だらけの天使」の中で、
キャンキャンうるさい犬のような役柄だったのと同じくらい、
無駄口の多い役を演じています。
反面、鶴田浩二さんはどちらかと言えば寡黙な上司役で、対照的な二人です。
男はこうあるべき、そんな哲学を感じます、
令和の時代にこんな人がいればどんな待遇を受けていたのかと思いますが、
共感を覚えながら見ている自分がいます。
三人に共通しているのは、愚直でありながら謙虚さも感じるところです。
晩年の健さんの役もそうしたことを感じる作品が多かったし、
小百合さんの夢千代日記もそうです。
と・・・こんな話を書いたところでどれだけの人が共感してくれるか・・・。
愚直で謙虚、日本人がどこかに置いてきた忘れ物を
ドラマや映画で見せつけられている気がします。

Posted by いとう茂 at 15:08│Comments(0)
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