2023年06月13日

遊びからの学び

学校のバーベキュー大会で、火力が弱いからと教師が
消毒用のアルコールを噴霧して、
生徒が大やけどを負い一人が亡くなるというニュースがありました。
学校側は着火剤と消毒用のアルコールを用意したということでしたが、
大人がアルコールを用意したと聞いて驚きました。
消毒用なら会場に入る前に済ませているはずで、
おそらくバーベキューに使うつもりだったと思います。
消毒用のアルコールは100%ではなく75~80%のアルコールですが、
強い引火性があることは確かです。
昔はどこの家にもあったベンジン、子どもの頃祖母のベンジンを失敬して、
ボッと大きな火が上がるのが面白くて神社の焚火に撒いたことが何度かありました。
撒いたと言ってもベンジンが減りすぎると失敬したことがバレますので
ごく少量ですが、これでアルコール類の引火性を学びました。
褒められた行為ではありませんが、火遊びからの学びです。
ベンジンが染みて蒸発しかけた新聞紙を、
かまどに入れると勢い良く燃えた経験が伏線になっていました。
自分の体重を支える太さの枝は木登りで覚えましたし、
遊びの延長のケンカも顔と急所と腹は蹴らない、殴らない、石を持たない、
棒を持ってケンカをしない、これは暗黙のルールでした。
ナイフや小刀は木を削るのに使い、指先を切って痛さを覚えて、
切らない使い方をマスターする、これも遊びの中でです。
遊びを通して危ないこと、してはいけないことを学んできたと思っています。
最近の子どもの遊びはゲームが中心で体験が乏しく、
ゲームの中で紹介すると模倣犯が出てきそうです。
この先、消毒用のアルコールを衣服に噴霧して遊ぶ、
子どもたちが出ないことを願います。

Posted by いとう茂 at 13:51│Comments(0)
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