2024年01月11日

お褒めの言葉

間柄は母方の兄嫁の弟、親戚の範囲がどこまでか分かりませんが、母方の兄夫婦は亡くなっていますし、血のつながりもありませんので。かなり遠い親戚になると思います。
その弟が90歳で年末に亡くなりました。
家族葬ということで連絡もなく、新聞の訃報欄で知った次第です。
話の好きな人で、お宅にお邪魔すると2・3時間は話し相手をしていました。
40年近く前から知っていたのですが、1年に1度か2度顔を合わせるくらいでした。
高台の大きな屋敷に住んでいて、縁側からは琵琶湖が一望でき、そこからの景色が見たくてお邪魔をしたこともあります。
生前には商売の方でもお世話になりましたので、花と線香をお供えに行ってきました。
奥さんの方は健在で、よう来てくれたなぁ、まぁ上がってと仏間に通されてしばらく昔話をしていました。
「ところで伊藤さん、今何をしてるね」
えこーの冊子と広報紙が車に積んであったので取りに行き「ひきこもりと不登校の相談窓口をしています」。
「今、多いやんな。うちの在所でもまだ幼稚園やけど、じっとしてへん子どもがいるんや、その子が不登校にならへんか心配やわ」
「じっとしてない多動性の子どもはたくさんいますよ、成長とともに治る場合もありますし、必ず不登校になるわけではないですわ」
「そんなら安心なんやけど、伊藤さんいいことしてはるんや」
「いいことかどうか分かりませんが、放っておけない性分ですから」
「いやいや、いいことやで、頑張ってや応援してるしな」
と、ありがたい言葉をいただきました。
「その子どもは親に叱られることが多いと思いますが、元気やなぁ、とか車に気をつけやとかの、親とは違う言葉をかけてやってください。周りの大人が自分のことを見ていてくれる、そんな実感が子どもには嬉しいと思いますよ」
「分かった、今まで親と一緒になってってたけど、次からは褒めたげるわ」。
これで一人ですが、ひきこもり・不登校の啓発ができました。

Posted by いとう茂 at 17:03│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。