2024年03月16日

じょうごの水

じょうごを漢字で書くと漏斗で、ロートとも読めます。
どうでもいいのですが・・・・。
ファンヒーターのタンクに残り少ない灯油を、入れる時に漏斗を使っています。
大きな漏斗なので溢れることはありませんが、世の中には漏斗の原理を使った仕組みが数多くある気がします。
溢れては大変だと、目いっぱい大きな漏斗を用意することもあるのでしょう。
それでも溢れてしまって大きな問題になることもあります。
観光地のオーバーツーリズム、情報はネットで世界中の人が見ることができます。
見るのは個人でもそれが来るとなると、想像以上の個人の数になってしまい、バスに乗れないタクシーに乗れない、人が漏斗から溢れてしまいます。
食べるところは満員、社寺仏閣はおしくらまんじゅう、風情があるとは言えません。
観光客はそれでも有名な寺院に行ってきたという実感はあるでしょう。
しかし、溢れるのは観光客だけではありません、地元の住民もバスに乗って買い物に行けない、会社に行けない、学校に行けない。
こんな場所に住みたいと思うのでしょうか、まちづくりとは・・・。
まちの主人公はそのまちの住民か、それとも観光客か・・・。
まちおこしとは、人がいっぱいやって来てやたらと土産物を買い、ゴミもいっぱい出して、限られた業種の店だけが繁盛するということなのか・・・。
溢れる前に、まず入れ物の大きさを考えて入ってくる水の量を調節する、とにかく大きな漏斗を用意するだけでは、起承転結の物語は作れないと思います。

Posted by いとう茂 at 10:27│Comments(0)
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