2024年11月28日
犬の思い出
つくしのことばかり書いていると、これまでに飼っていた犬が化けて出てきそうですので、思い出しながら書いていきます。
1頭目は「エス」という柴犬でした、問屋の番頭が「野洲で犬が生まれたんやけど、もらってくれる人を探している、親は血統書付きの犬やで」。
この血統書が引っかかりました、「ふーん」と生返事をしていると、「親はピーンとした耳で尻尾もきれいに巻いている柴犬やわ」。
今度は柴犬に反応して「貰ってきて」と即答です。
「獣医に頼んだら血統書も書いてくれるわ」これには「そんなもんいらんわ」犬も人間同様に氏より育ちです。
私が23歳の時にエスは我が家に来ました。
もう50年近く前になります、朝晩散歩に連れて行き、こちらも規則正しい生活ができました。
近くの獣医さんから「散歩で草むらに入れたらあかんよ、草むらで色んな菌をもらうから」と言われてそれだけは忠実に守りました。
丸いぼんやりした顔が日を追うごとに精悍になり、体も大きくなりました。
大きくなったと言っても柴犬ですから10キロ余りだと思います。
中庭で放し飼いでしたので、庭からサッシのふちに足をかけてこちらをのぞき込むのも日課で、裏の勝手口から知らない人が入ってくると一目散に駆け出してワンワン吠えて知らない人を威嚇していました。
番犬としても最適の犬で、渡り廊下や部屋の中に入っているのを見つけて叱ると、二度と同じことをしない賢い犬でした。
散歩の最後に「いくぞ」と言って100mほどの競争です、1歳くらいまでは私の方が速く、エスが後からついてきていました。
それが、1歳を過ぎると同じくらいの速さで走り、鎖が少したるむ程度になり、2歳を過ぎると私の前を走るようになりました。
元陸上部よりもエスが速く走るのは、その後7・8年は続いたと思います。
次回はエスの晩年から始めます。
1頭目は「エス」という柴犬でした、問屋の番頭が「野洲で犬が生まれたんやけど、もらってくれる人を探している、親は血統書付きの犬やで」。
この血統書が引っかかりました、「ふーん」と生返事をしていると、「親はピーンとした耳で尻尾もきれいに巻いている柴犬やわ」。
今度は柴犬に反応して「貰ってきて」と即答です。
「獣医に頼んだら血統書も書いてくれるわ」これには「そんなもんいらんわ」犬も人間同様に氏より育ちです。
私が23歳の時にエスは我が家に来ました。
もう50年近く前になります、朝晩散歩に連れて行き、こちらも規則正しい生活ができました。
近くの獣医さんから「散歩で草むらに入れたらあかんよ、草むらで色んな菌をもらうから」と言われてそれだけは忠実に守りました。
丸いぼんやりした顔が日を追うごとに精悍になり、体も大きくなりました。
大きくなったと言っても柴犬ですから10キロ余りだと思います。
中庭で放し飼いでしたので、庭からサッシのふちに足をかけてこちらをのぞき込むのも日課で、裏の勝手口から知らない人が入ってくると一目散に駆け出してワンワン吠えて知らない人を威嚇していました。
番犬としても最適の犬で、渡り廊下や部屋の中に入っているのを見つけて叱ると、二度と同じことをしない賢い犬でした。
散歩の最後に「いくぞ」と言って100mほどの競争です、1歳くらいまでは私の方が速く、エスが後からついてきていました。
それが、1歳を過ぎると同じくらいの速さで走り、鎖が少したるむ程度になり、2歳を過ぎると私の前を走るようになりました。
元陸上部よりもエスが速く走るのは、その後7・8年は続いたと思います。
次回はエスの晩年から始めます。
Posted by いとう茂 at 13:54│Comments(0)