2024年12月11日

録画から

テレビを見る時間帯が限定されるので、1週間の番組表を見て録画予約しています。
肩の凝らない番組が多いのですが「うつ」の言葉に反反応して録画した番組は「サカナクション」というグループのボーカルがうつになった番組でした。
小樽出身で北海道では知名度も高いグループが、東京のプロデューサーに見いだされて東京進出を果たします。
歌はいいのですがステージで観客へのサービスがないので、思ったほど売れません。
ボーカルは高校から無口で笑うことが少なかったのですが、自分が何とかしなければとそれまでの態度を180度転換、ここから無理が始まり体調を崩して病院に行くと「うつ」と診断され、1年ほど休養をすることになります。
結果的には「うつ」が安定して全国ツアーもやり遂げますが、そこまでの足跡を追った番組でした。
番組の中で、「辞めればいいのだけれど、仕事だと思っていないのでやめられない」歌への愛着が感じられる言葉で「趣味」とも言っていました。
このボーカルは周りに支えられて「うつ」を自分の特性だと感じられるようになり、「病気を治そうと思うよりも病気を安定させることを考えている」この言葉は本気で病気に向きあったことがないと言えないと思います。
性格もあるのだと思います、まじめで責任感が強い、手抜きができない、疲れても疲れたと言えない、そんな彼のことをグループのメンバーはじめ、スタッフは理解してじっと待っていました。
「いつまで休んでる」この言葉はひきこもりも同じです、このままではいけないと感じているのに体と心がついて行かない。
家族以外に支えてくれる人がいないと、ひきこもりになっていたと思います。
この先もずっと彼は「うつ」と一緒に生きていきます、安定した生活が続くことを願うばかりです。

Posted by いとう茂 at 15:40│Comments(0)
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