2012年02月09日

3月31日で

物臭な私にとって、毎日服装を換えるとか
散髪は億劫なことです。

大体、男は冒険が苦手で、飲み屋さんでも
多少気に入らなくても、どこか、自分で納得できる部分を捜し
通い続けることが多いのではないでしょうか。

ほかの人に対してもそんな寛大さがあればいいと
いつも自戒の念にかられます。

飲み屋さんではないのですが、
いつもお世話になっている散髪屋さんが、
3月31日で閉店します。
借家に入っていて、家の老朽化が激しく、
大家さんからは、修理をしないでくれと言われ
経営者である、女主人も70歳になったことで、
踏ん切りがついたと話していました。

40年来通っていたので、寂しい気持ちです。
経営者も、商売には未練がないけれど、
長年来てくれたお客さんと会えなくなるのが辛いと
しんみり言っていました。

まだ元気やから、これからは旅行に行ったり、
好きなことができていいのでは、と、水を向けると
それは本当にそうだけれど、
やっぱり辛いものがあると言っていました。

話をしているとお婆さんから経営を任されたのと
私が行くようになった頃がほぼ同じで、
昔話に花が咲きました。

娘が3人いますが、一番上の子がまだチョロチョロして
いたのを覚えています。
その日は二番目の娘が手伝いに来ていましたが、
その娘が40歳とのことで
月日の流れの早さに驚きました。

物には何でも終わりがあるものです。
40年の締めくくりに、来月最後の散髪に
行って来ようと思います。

次から、どこに行こう?



Posted by いとう茂 at 12:39│Comments(0)
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