2012年03月13日

私の夢

今日は午前中粟津中学校の卒業式でした。
174名が巣立ちました。
和太鼓を教えていた子供も何人かおり、
全員の健やかな成長を願わずにはいられませんでした。

自分にだけは言い訳しない大人になってほしいと思います。

このまちで育った子供が母校で卒業を迎えられる
そんな当たり前でない現実が日本にはあります。

琵琶湖開きで披露された、
佐藤雄平福島県知事のメッセージからの抜粋です。

普通の高校生のありきたりの言葉ですが、
置かれている状況を思いやると、涙しました。

「福島に生まれて、福島で育って、福島で働いて、
福島で結婚して、福島で子供を産んで、
福島で子供を育てて、福島で孫を見て、
福島でひ孫を見て、福島で最期を過ごす、
それが私の夢なのです。」


昨年、福島県で開催された全国高校総合文化祭において、
福島県の高校生が披露した構成劇の一部です。

故郷を思う思いが伝わってきます。
今は、どこかに避難しているのでしょうか。
故郷は遠くにあって思うもの。

このまちに生まれ、このまちで育った私には
こうした災害があって初めて気づく気持ちでしょうか。
気づかずに一生を送れるのならそれにこしたことはない、
とさえ、郷土愛について思ってしまいます。

いつまでもあると思うな親と金
気持ちを掘り下げて身近な者への
愛着も確認する必要があると思います。

感謝。
そのために必要なのは、心のアンテナの感度。
どこまでの精度が必要か、
これも想定外がないよう磨かねばなりません。

Posted by いとう茂 at 12:20│Comments(0)
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