2012年04月18日

対峙 並列

向き合うことと横並びですが、
人生の中でどちらが多いでしょう。

会議や委員会ではほとんどが対峙になります。
自分の信ずる正しさを振り回し、
議論白熱。
そこから導き出される結論がいつも、いつも
正しいとは限りません。
対峙や議論を否定するつもりはありません。

会話のない所での理解はかなり難しい
ものがあることは知っています。

議論を深め、ぜい肉をそぎ落とし、
英知を結集した結論もたくさんあります。

しかし、人間は人間とどうして対峙するのでしょう。
これが物なら、横並びでいられるのに・・・・。

桜の花を愛でるのは人それぞれ、
向き合わず、同じ方向を見ています。
映画館でもスクリーンを全員が見ています。

議論ができないと同じ方向を見るのでしょうか。
だとしたら、時には議論せずに同じ方向から
同じものを見てはどうでしょう。

そこで感じたことを話す、聞き手は真摯に聞く。
その繰り返しからは新しいものや結論は
出てこないのでしょうか。

対峙や議論では理解が、横並びでは納得が
得られると思うのは私だけでしょうか。

今年の桜は花が小さいなぁ。咲くのも遅かったし。

そうやなぁ、今年の冬は長かったからなぁ
それに、ソメイヨシノは山桜より寿命が短いから、
この桜も戦後すぐに植えた木やから、
ぼちぼち寿命かもしれんなぁ。

新しい苗木を植えんといかんなぁ。
孫が大きくなった頃には見事な花が
咲くやろうから。

これが向き合って話すときっと、
どこに植えるの、誰が金を出すのと
挙句には、なんで新しい苗木を植える必要があるのと
議論百出で収拾がつかないのではないでしょうか。

もっとも、多少、寒くても散りゆく夜桜を
見に行こうというゆとりある現代人が少ない
現実ですから仕方ないのでしょうか。

帰りに大商の桜、見物して帰ろっと。





Posted by いとう茂 at 11:21│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。