2012年10月03日
イソップ物語から⑭
長かった決算審議も終わりました。
今日は、午前中に議運が開催されました。
午後からは、政策検討会議があり、いじめ防止条例の
原案が市民向けに公表され、条例案について
市民の声を聞き、12月議会に向け精査を行って
年内に成立するという予定です。
全会派、全議員の賛成のもとに条例を成立させたいのですが、
いつの世も、異端児はいるもので、どうやらそうはならない
ムードが漂っています。
異端を攻めるは害あるのみ
2500年前にも賢人はいました。
知恵が足りない現代人は自分の服装ばかりを気にして
立ち振る舞いや、言動にはいつの間にか無頓着に
なってしまったのでしょうか。
みんなちがってみんないい
みすゞが言ったことに賛同しますが、「みんな一緒で」
そこから始めたことを、「私は別」と、急に後ろを向く
背中にかける言葉もありません。
そのうちに、もしかすると、もうかも知れませんが、
背中を向けた人の逆を選択することが
日本人として正しい生き方、という物差しができてしまい、
いくら、背中を向けた人が叫んでも、その声が正しいとしても・・・・
おおかみ少年でしかない日が来るでしょう。
流れに乗ることが大切だと分かっていても流れに
錨を投げ入れることもあるのが人間です。
そこには、「自分」が自分であるために自分の意志で
錨を投げ入れる自分がいなければならないはずなのに、
錨を投げ入れるためだけに自分がいる、
自己満足かどうかわかりませんが、
自己主張のためだけに自分がいることに慣れてしまった、
彼らや彼女たちがいる。
それを見ていて可哀そうだと思うし憐みも感じる。
振り向かない人に言っても詮なきことですが・・・・
人間、同情されたらおしまいです。
政治も政党も同じです・・・・・。
杉田さん、塚田君、一緒に修学旅行に行こうよ・・・・・
「イソップ物語から⑭」
一ぴきのこぶたが、やぎやひつじのはいっている、
こやの中へ、一しょにいれられました。
ひつじかいが、見まわりにくるたびに、
ぶたは、うなったり、ないたりして、ひどくあばれましたので、
ひつじとやぎは、 「ぶたさん、もう少ししずかにしてもらいたいね、
これじゃやかましくてやりきれないよ。」 と、いいますと、
ぶたはこたえて、いいました。
「そりゃね、もしも私がお前さんたちと同じような身の上だったら、
ちっともさわぐ事もあばれる事もないだろうさ、
お前さんたちは毛をとられたり、ちちをとられたりするだけだもの。
だが、私はすぐにも、いのちをとられるんだからね、
しずかになんぞしていられるものか。」
こうもりといたち
ある時、遊びまわっていたこうもりが、誤って地べたに落ちて、
そこにいたいたちに、捕まってしまいました。
いたちは、こうもりが一生懸命、命乞をするのをはねつけて、
「わしは鳥が大嫌いだから、捕まえたら、
みんな殺すことにしているのだ。」 と、云いました。
すると、こうもりは、 「それではなおのこと助けて下さい。
私は鳥ではありません。ねずみです。」 と、云って、
あやうく命をたすかりました。
しばらくたって、又そのこうもりは地に落ちて、
ほかのいたちにつかまりました。
いたちは、 「いくら、騒いだってだめだ。おれはねずみとみたら、
どんなことがあっても、のがしはしないから。」 と、どなりました。
すると、こうもりは、 「まあよく見て下さい。私はねずみではありません、
このとおり、空をとぶ鳥です。」 と、云って、
翼をひろげてみせて、ふたたび命をたすかりましたとさ。
今日は、午前中に議運が開催されました。
午後からは、政策検討会議があり、いじめ防止条例の
原案が市民向けに公表され、条例案について
市民の声を聞き、12月議会に向け精査を行って
年内に成立するという予定です。
全会派、全議員の賛成のもとに条例を成立させたいのですが、
いつの世も、異端児はいるもので、どうやらそうはならない
ムードが漂っています。
異端を攻めるは害あるのみ
2500年前にも賢人はいました。
知恵が足りない現代人は自分の服装ばかりを気にして
立ち振る舞いや、言動にはいつの間にか無頓着に
なってしまったのでしょうか。
みんなちがってみんないい
みすゞが言ったことに賛同しますが、「みんな一緒で」
そこから始めたことを、「私は別」と、急に後ろを向く
背中にかける言葉もありません。
そのうちに、もしかすると、もうかも知れませんが、
背中を向けた人の逆を選択することが
日本人として正しい生き方、という物差しができてしまい、
いくら、背中を向けた人が叫んでも、その声が正しいとしても・・・・
おおかみ少年でしかない日が来るでしょう。
流れに乗ることが大切だと分かっていても流れに
錨を投げ入れることもあるのが人間です。
そこには、「自分」が自分であるために自分の意志で
錨を投げ入れる自分がいなければならないはずなのに、
錨を投げ入れるためだけに自分がいる、
自己満足かどうかわかりませんが、
自己主張のためだけに自分がいることに慣れてしまった、
彼らや彼女たちがいる。
それを見ていて可哀そうだと思うし憐みも感じる。
振り向かない人に言っても詮なきことですが・・・・
人間、同情されたらおしまいです。
政治も政党も同じです・・・・・。
杉田さん、塚田君、一緒に修学旅行に行こうよ・・・・・
「イソップ物語から⑭」
一ぴきのこぶたが、やぎやひつじのはいっている、
こやの中へ、一しょにいれられました。
ひつじかいが、見まわりにくるたびに、
ぶたは、うなったり、ないたりして、ひどくあばれましたので、
ひつじとやぎは、 「ぶたさん、もう少ししずかにしてもらいたいね、
これじゃやかましくてやりきれないよ。」 と、いいますと、
ぶたはこたえて、いいました。
「そりゃね、もしも私がお前さんたちと同じような身の上だったら、
ちっともさわぐ事もあばれる事もないだろうさ、
お前さんたちは毛をとられたり、ちちをとられたりするだけだもの。
だが、私はすぐにも、いのちをとられるんだからね、
しずかになんぞしていられるものか。」
こうもりといたち
ある時、遊びまわっていたこうもりが、誤って地べたに落ちて、
そこにいたいたちに、捕まってしまいました。
いたちは、こうもりが一生懸命、命乞をするのをはねつけて、
「わしは鳥が大嫌いだから、捕まえたら、
みんな殺すことにしているのだ。」 と、云いました。
すると、こうもりは、 「それではなおのこと助けて下さい。
私は鳥ではありません。ねずみです。」 と、云って、
あやうく命をたすかりました。
しばらくたって、又そのこうもりは地に落ちて、
ほかのいたちにつかまりました。
いたちは、 「いくら、騒いだってだめだ。おれはねずみとみたら、
どんなことがあっても、のがしはしないから。」 と、どなりました。
すると、こうもりは、 「まあよく見て下さい。私はねずみではありません、
このとおり、空をとぶ鳥です。」 と、云って、
翼をひろげてみせて、ふたたび命をたすかりましたとさ。
Posted by いとう茂 at 12:09│Comments(0)