2012年10月09日

我が家の犬

大小二匹の犬が、表と裏にいるわけですが、
大きい方は今年で16年目になり、夏場は
暑さからか、かなり体力が落ちて散歩にも
いけない状況でした。
現在でも、散歩には行けませんが、
不自由だった後ろ足も幾分動くようになり、
朝は6時前からごそごそしだしお腹が減るのか
食事をくれと心細い声で鳴き出します。

小さい方は今年の1月に娘が飼うことができないからと
勝手に置いていったもので2歳ちょっとになります。

二匹とも基本的には何でも食べるのですが、
どこの家でもやっていると思われる、しつけについて、
お座りだけは教えましたが、お手とかチンチンは
教えていません。
それでも大きい方の犬は、ワンと吠えると何かを
貰えると思ったのか、教えもしないのに食べ物を
見るとワンと吠えるようになりました。

世話をしたりかまったりして勝手に人間が喜んでいる
のですから、犬の方はあるがままでいいのではないか
そんな気持ちから特別しつけに関しては無関心で
きました。
考えてみると、犬にしてみれば自分の背の届く所にあるものを
かじったり、壊したりするのは、ごく自然なことであって、
かじられたりするのが嫌なら、届かない所に置いておく
のが思いやりというものだと最近気が付きました。

物をかじることを悪いことだと決めるのは人間の側で、
犬にしてみれば日常の作業でしかないのかも知れません。

かじったり、壊したりして怒られても犬には弁解もできず、
なぜ怒られているのかもわからず、一方的に怒られるだけで、
ただ頭を低く垂れて尻尾を丸めて耐えているしかありません。

自分の子どももろくにしつけられない人間が、
物言わぬそれも、子どもより知能の程度も低い犬の
しつけをしても、子どもに対する憂さ晴らしか、
自己満足の域を出ない気がします。

昔、猫に小判ということわざについて、話をしたときに、
値打ちのわからない猫に小判を与える人間の方が
問題ではないかという話になり、本来の解釈とは違う
結論になったことがありました。

我が家の二匹の犬が幸せなのかどうかはわかりませんが、
勉強しろとも言われず、お腹が空けば吠えて催促する。

ある意味幸せだと思いますが、
それも人間の物差しのことなので・・・・・。

Posted by いとう茂 at 14:43│Comments(0)
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