2014年01月29日
鮒ずしと長浜ちりめん
昨日は滋賀県の呉服小売商の会合が大津市でありました。
次年度の着物の女王の開催地などを決定した後、
懇親会に移りましたが、長浜や彦根の会員から
鮒ずしの話が出ました。
例年、桶買いで鮒ずしを買っていることや管理の仕方などが
話題に上がりました、私も昨年鮒ずしの漬け込みを
体験しましたのでそのことを話しました。
従来の鮒ずしは毎日水を換えなくてはいけません。
独特の匂いが受け入れられずに食べず嫌いな人が多いことが
鮒ずしが普及しない原因だという意見が大半でした。
私が漬け込んだ鮒ずしは匂いもそれほどきつくなく食べやすいもので、
単価も皆さんが買っているものより格段に安く、半信半疑のようでしたので、
家から届けてもらい賞味してもらいました。
感想は私の意見と同様で、これなら大丈夫ということで、
きれいにたいらげてくれました。
長浜市の会員や会議所の役員からは長浜ちりめんの
普及について悩みが出されました。
地場産業の普及という点では鮒ずしも同様です。
着物は自分で縫えない着られない手入れができない、
そんな人が多いのは事実ですし、鮒ずしも漬けられない
食べられない手入れができない、ちりめんと同じです。
それでも滋賀県の特産品はと聞かれると鮒ずしと
長浜ちりめんと答える方も多いと思います。
県民の多くが自分ではどうすることもできない、関心が薄いものを
どうして特産品と言うのか、それで特産品と言えるのか、
二つのことは同じ問題を抱えているのではないですかと
問題提起をしました、子どもの頃からなじみがあれば
鮒ずしもちりめんも身近に感じられ愛着もあるでしょうが、
特別なものとしての存在しかなく、よく分からない、自分には
無関係だが特産品と言うのは、ある種無責任ではないかと
意見を述べました。
時々、こうしてグループ分けして考えるのが癖のようで、
そのためには共通点でくくったり、全く違うものばかりを
一緒にして考えたりします。
世の中のことはそれほど多くのグループに分類されるのではなく
例えば1日を時間で考えると夜明け、朝、昼、夕方、夜この中で
4時は昼化夕方か6時30分は夜明けか朝か、季節によって異なる
ことを頭に入れておけば対応は可能です。
余談になりました。
湯布院に亀の井別荘と言う有名な旅館があります。
そこの社長は中谷健太郎という方で、地震の風評被害で
湯布院の観光客が激減したために地元の人と議論をして、
ゆふいん音楽祭、湯布院映画祭、牛喰い絶叫大会などの
イベントを企画し誘致に努めた結果、現在では年間400万人の
観光客が訪れるそうで、宿泊客は100万人になります。
大分といえば行政は別府を観光地として売り出していましたが、
ひなびた田園地帯の湯布院は、それに負けじとまちづくりを
自分たちで考え実践し成功しました。
私も二度伺いましたが温泉が目的ではなく湯布院源流太鼓
の見学でした、長谷川義さんの太鼓に魅せられてはるばる
湯布院の山奥での練習を見に言った次第です。
これもまちおこしの一環で現在60歳の長谷川さんは
後進の育成だけでなく現役の打ち手でもあり、同年代として
ただただ頭が下がります。
話を戻しますと中谷氏は「観光と言うものは特別に観光のものとして
作られるべきではないのです。その土地の暮らしそのものが
観光と言うものなのです」そう言われています。
まちづくり、まちおこしの原点はそうあるべきものではないでしょうか。
作る側の売らんがため儲けんがための意図しか見えず、
一般に普及させるというより特別なものと言う付加価値を追い過ぎた
結果が今の状態だとも言いました。
鮒ずしの周りについているご飯は花粉症にも効果があると
言われています、科学的な証明はありませんが症状が
軽くなったという意見はたくさんあります。
花粉症でお悩みの方は一度試してください。
浜大津のアーカスでは鮒ずしの販売をしていますが、
そこそこの値段です、しかし雄の鮒ずしは卵がないので
手軽で油もあり結構いけます。
参考になれば・・・・・。
次年度の着物の女王の開催地などを決定した後、
懇親会に移りましたが、長浜や彦根の会員から
鮒ずしの話が出ました。
例年、桶買いで鮒ずしを買っていることや管理の仕方などが
話題に上がりました、私も昨年鮒ずしの漬け込みを
体験しましたのでそのことを話しました。
従来の鮒ずしは毎日水を換えなくてはいけません。
独特の匂いが受け入れられずに食べず嫌いな人が多いことが
鮒ずしが普及しない原因だという意見が大半でした。
私が漬け込んだ鮒ずしは匂いもそれほどきつくなく食べやすいもので、
単価も皆さんが買っているものより格段に安く、半信半疑のようでしたので、
家から届けてもらい賞味してもらいました。
感想は私の意見と同様で、これなら大丈夫ということで、
きれいにたいらげてくれました。
長浜市の会員や会議所の役員からは長浜ちりめんの
普及について悩みが出されました。
地場産業の普及という点では鮒ずしも同様です。
着物は自分で縫えない着られない手入れができない、
そんな人が多いのは事実ですし、鮒ずしも漬けられない
食べられない手入れができない、ちりめんと同じです。
それでも滋賀県の特産品はと聞かれると鮒ずしと
長浜ちりめんと答える方も多いと思います。
県民の多くが自分ではどうすることもできない、関心が薄いものを
どうして特産品と言うのか、それで特産品と言えるのか、
二つのことは同じ問題を抱えているのではないですかと
問題提起をしました、子どもの頃からなじみがあれば
鮒ずしもちりめんも身近に感じられ愛着もあるでしょうが、
特別なものとしての存在しかなく、よく分からない、自分には
無関係だが特産品と言うのは、ある種無責任ではないかと
意見を述べました。
時々、こうしてグループ分けして考えるのが癖のようで、
そのためには共通点でくくったり、全く違うものばかりを
一緒にして考えたりします。
世の中のことはそれほど多くのグループに分類されるのではなく
例えば1日を時間で考えると夜明け、朝、昼、夕方、夜この中で
4時は昼化夕方か6時30分は夜明けか朝か、季節によって異なる
ことを頭に入れておけば対応は可能です。
余談になりました。
湯布院に亀の井別荘と言う有名な旅館があります。
そこの社長は中谷健太郎という方で、地震の風評被害で
湯布院の観光客が激減したために地元の人と議論をして、
ゆふいん音楽祭、湯布院映画祭、牛喰い絶叫大会などの
イベントを企画し誘致に努めた結果、現在では年間400万人の
観光客が訪れるそうで、宿泊客は100万人になります。
大分といえば行政は別府を観光地として売り出していましたが、
ひなびた田園地帯の湯布院は、それに負けじとまちづくりを
自分たちで考え実践し成功しました。
私も二度伺いましたが温泉が目的ではなく湯布院源流太鼓
の見学でした、長谷川義さんの太鼓に魅せられてはるばる
湯布院の山奥での練習を見に言った次第です。
これもまちおこしの一環で現在60歳の長谷川さんは
後進の育成だけでなく現役の打ち手でもあり、同年代として
ただただ頭が下がります。
話を戻しますと中谷氏は「観光と言うものは特別に観光のものとして
作られるべきではないのです。その土地の暮らしそのものが
観光と言うものなのです」そう言われています。
まちづくり、まちおこしの原点はそうあるべきものではないでしょうか。
作る側の売らんがため儲けんがための意図しか見えず、
一般に普及させるというより特別なものと言う付加価値を追い過ぎた
結果が今の状態だとも言いました。
鮒ずしの周りについているご飯は花粉症にも効果があると
言われています、科学的な証明はありませんが症状が
軽くなったという意見はたくさんあります。
花粉症でお悩みの方は一度試してください。
浜大津のアーカスでは鮒ずしの販売をしていますが、
そこそこの値段です、しかし雄の鮒ずしは卵がないので
手軽で油もあり結構いけます。
参考になれば・・・・・。
Posted by いとう茂 at 12:21│Comments(0)