2014年03月02日

尾頭付きなのに

小さい犬に煮干しを買ったことは以前に書きました、
ペット用ではなく料理のダシをとる人間用です。
価格は500円くらいですが同価格のペット用と
量を比べると3分の2くらいですがペット用のは乾燥しすぎているのか
カタクチイワシの姿が結構つぶれていて見栄えが悪く、
小さい犬が食べなければ人間用に使えると思い
こっちにしました。

外出する用事がない時は12時近くまで同じスペースに
いますので足元でじゃれたり周りをうろうろしていつも
まとわりついています、そしてお腹がすくと私の足に
飛びついてクーンクーンと餌をねだるのが常です。

そんな時に煮干しを4・5匹与えるのですが思いのほか
好物なのかいい食べっぷりです。
それも上手に頭だけを残して・・・・。
尾頭付きなのに全部食べろと言っても残した頭には
目もくれません、おかげで餌の皿の周りはイワシの頭が
転がっています、小さい犬に買った煮干しを喜んで食べてくれているので
ま、いいか、頭くらい残しても、犬用に買った人間用の煮干しを
また人間がダシに使うのも・・・・、別に問題はないのですが、
どこか抵抗がありますし滑稽で・・・・・・。

ドッグフードとチキンジャージー、クラッカーと煮干し、
小さい犬の食べるものは基本的にこの4種類です。
それも小さい犬の好みとは無関係にこちらが勝手に
ホームセンターで買ったものです。

生まれて死ぬまでこれからずっと続くこのパターン、
我々人間なら到底我慢できないでしょうが、小さい犬は
文句も言わずにお腹が空くと足に飛びついて餌をねだります。

けなげというかひたむきというか・・・・・。

今夜はお通夜で出かけます、この前は25歳の青年で今回は61歳の
女性です、平均年齢をはるかに下回る方が亡くなり
通夜や告別式に参列するのは気持ちの重たいものです。
どなたが亡くなられてもご冥福をお祈りするわけですが
残されたご遺族の気持ちを考えると帰りの道は足取りも
重くなるのは当然です。

それでも去る者日々に疎し、でいつの間にか記憶の彼方に消えていきます、
記憶から消えていくことと浄土へ行かれることが比例していることを願います。

いつかみんな消えていく定めです、此岸から彼岸に渡る、
言葉でいえばそれだけですが老いや病の課程で生まれてくる様々な
悩みや葛藤、それが安らかな気持ちに変わる人と最後まで
まだ死なない、そう自分に言い聞かせて往生する人・・・・。

お通夜に行く前に気持ちが重くなってきました。

Posted by いとう茂 at 15:46│Comments(0)
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