2014年03月08日

琵琶湖開き

今日は琵琶湖開きでした。
9時30分から浜大津港でセレモニーが開催され
滋賀県知事、大津市長、市議会議長などが
祝辞を述べられました。

150人ほどの参加者のもと黄金のカギの伝達式、
1日船長に帽子の載冠式が行われましたが、
「寒い」その一言でした。

座っている我々はコートを着ていましたが
壇上に上がった主催者や来賓はコートを着ていませんでしたので、
本当に寒そうで、普段の顔とは全く違う表情で
挨拶を行っていました。

琵琶湖に春を呼ぶ伝統儀式ですが、さながら
琵琶湖に冬の訪れを告げるセレモニーのようでした。
背後の比叡、比良は雪化粧で美しいという感想よりも
よけい寒さを感じさせる借景でした。

夜はなぎさ公園で膳所火まつりが開催されます、
100本の松明に一斉に火がつけられ燃え上がる様は
勇壮で美しいものです、陪膳ナベや甘酒の接待もあります、
ご来場の際は暖かい服装でお越し下さい。

琵琶湖開きのセレモニーの後、ミシガンに乗船して
湖上パレードに出かけた方もありましたが予定があったので、
時間が来るまで喫茶店でコーヒーを飲んでいると
青年がやって来て「伊藤茂市会議員ですか」と
声を掛けました、自閉症で人前で話す時はドキドキして
うまく話せないというので大丈夫と声を掛け
気分が落ち着くように間を置いたのですが、
それでも少し上がっているようでした。

いろいろ話していると落ち着いて気分が楽になったと
笑顔で話してくれました。
仕事のこと、家族のことポツポツ話が出てきました、
障害者もひとり親も更生を目指す者もすべて社会の構成員
だということを話し、一緒に頑張ろうと握手したのですが
思ったより小さな手でしたが温かくやわらかい手でした。

それぞれの人にドラマがあります悲喜こもごもの連続で、
ストーリーもそれぞれ違います、15分くらいの間でしたが
長い時間ありがとうございますと丁寧にお礼を言って
去って行きましたが、彼とはまたどこかでご縁がありそうな気がします。

みんな幸せに、というのは絵空事なのか、
一歩一歩、底上げに努めなければ、そんな思いをくれた彼でした。

Posted by いとう茂 at 14:03│Comments(0)
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