2014年06月13日
6月通常会議一般質問①
内閣府の消費動向調査によりますと、本年3月末の、
スマートフォンの世帯普及率が54,7%と初めて50%を超えました。
大津市で考えるなら12万2千余りの世帯の約7万8千世帯に普及しているということになります。
中高生のスマートフォンなどによる、ネット依存が問題になり、
功罪の罪の部分だけがクローズアップされていますが、
今回は、スマートフォンを使った功の部分といえる、
投稿サイトの活用について、お訊ねします。
資料は、半田市の実証実験の記事です。
どういった内容かと申しますと、毎回と言っていいほど
報告される専決処分の道路の陥没や隆起による事故、
その他ごみの不法投棄、落書きや交通危険箇所などを市民が見つけたら、
無料アプリのフィックスストリートジャパンを使い、
スマートフォンで撮影して市役所のアドレスに送れば、
現場の状況写真と位置を示す地図が市役所に送信されるというもので、
行政への市民参加と言えます。
市役所では情報を確認後、解消への着手から、
問題解決と段階的に情報を発信し、送信した市民だけでなく、だれでも情報を閲覧できます。
電話や口頭での情報提供よりも、場所や状況がわかりやすく、
現地の確認、対応の時間が短縮され、
業務の効率化が図れ、時間外勤務の削減にもなると考えられます。
将来的には災害時の防災メールに活用することも可能ですし、
災害対策本部で現時点の、情報が確認でき、
スピーディーな対応で被害を最小限に食い止めることができることが考えられます。
また、関係機関と連携して、不審者情報の共有も可能になります。
ただ、肖像権などのプライバシーや個人情報などの取扱いの問題など課題もありますが、
すでに実証実験の終了した半田市や千葉市等の対応を参考にすれば解消できると考えます。
なお、半田市の市会議員に確認しました所、
このアプリ導入については、市長自らが積極的に、推進されたということでした。
本市におきましても、大津市公園緑地協会が「公園ノート」と名付け、
8月下旬から市内5か所程度の公園で、実証実験を開始され、
課題を検証したうえで、今年度中に本格的な運用を目指されています。
費用面でも一からソフトを開発する必要がないため、
フィックスストリートジャパンを大津バージョンに加工するだけですので、
安価で済みますし、アプリをそのまま使用するなら基本的には無料です。
まさに大津市IT推進プランⅣに根幹として盛り込まれている
「市民の利便性の向上」「行政の透明性の確保」「全体最適化による費用対効果」にも合致するものです。
つきましては、まずは市民生活に直結する道路の瑕疵、
ごみの不法投棄及び、交通危険個所の投稿に、このアプリを導入され、
大津市民には行政への参加意識の高揚、市民の協働によるまちづくりの推進、
大津市におきましては、行財政改革の一環として、
さらには安心、安全のまちづくりのより一層の推進のために、
活用されることを望みますが、当局の見解を伺います。
回答
市民からの道路の陥没やごみの不法投棄などの情報提供は大半が
電話連絡によるものであることから、市役所のどの部署に連絡したらよいのかわからない、
場所や状況の説明が伝えにくい、通報できる時間帯が限られているなど、
市民にとって通報しづらい要素がございます。
また、受ける側の本市にとりましても、正確な情報収集や
現地確認に時間を要する事例も多々ございます。
議員お述べのスマートフォンでアプリを利用いたしますと、
情報提供者が写真や位置情報を瞬時に市役所に投稿することが可能となり、
正確な情報が本市に送信され、現地確認を即座に行うことができ、
迅速な初期対応が図れると考えております。
また、問題解決の過程を段階的に市民に情報発信できる
機能も行政の透明性の確保から重要であると考えております。
このことから今後、先進地である半田市や千葉市等の実証実験結果を参考にして、
導入について関係部局とともに研究してまいりたいと考えております。
昨日、執行部から質問に対する答弁書が提出されました。
初問に対する答弁だけで、再質問の答弁はレコーダーで
起こさなくてはいけませんので再質問をしなかった質問から
順次アップしていきます。
午前中は予算決算常任委員会総務分科会が開催されました。
午後からは議運と追加議案について会派別の勉強会です。
スマートフォンの世帯普及率が54,7%と初めて50%を超えました。
大津市で考えるなら12万2千余りの世帯の約7万8千世帯に普及しているということになります。
中高生のスマートフォンなどによる、ネット依存が問題になり、
功罪の罪の部分だけがクローズアップされていますが、
今回は、スマートフォンを使った功の部分といえる、
投稿サイトの活用について、お訊ねします。
資料は、半田市の実証実験の記事です。
どういった内容かと申しますと、毎回と言っていいほど
報告される専決処分の道路の陥没や隆起による事故、
その他ごみの不法投棄、落書きや交通危険箇所などを市民が見つけたら、
無料アプリのフィックスストリートジャパンを使い、
スマートフォンで撮影して市役所のアドレスに送れば、
現場の状況写真と位置を示す地図が市役所に送信されるというもので、
行政への市民参加と言えます。
市役所では情報を確認後、解消への着手から、
問題解決と段階的に情報を発信し、送信した市民だけでなく、だれでも情報を閲覧できます。
電話や口頭での情報提供よりも、場所や状況がわかりやすく、
現地の確認、対応の時間が短縮され、
業務の効率化が図れ、時間外勤務の削減にもなると考えられます。
将来的には災害時の防災メールに活用することも可能ですし、
災害対策本部で現時点の、情報が確認でき、
スピーディーな対応で被害を最小限に食い止めることができることが考えられます。
また、関係機関と連携して、不審者情報の共有も可能になります。
ただ、肖像権などのプライバシーや個人情報などの取扱いの問題など課題もありますが、
すでに実証実験の終了した半田市や千葉市等の対応を参考にすれば解消できると考えます。
なお、半田市の市会議員に確認しました所、
このアプリ導入については、市長自らが積極的に、推進されたということでした。
本市におきましても、大津市公園緑地協会が「公園ノート」と名付け、
8月下旬から市内5か所程度の公園で、実証実験を開始され、
課題を検証したうえで、今年度中に本格的な運用を目指されています。
費用面でも一からソフトを開発する必要がないため、
フィックスストリートジャパンを大津バージョンに加工するだけですので、
安価で済みますし、アプリをそのまま使用するなら基本的には無料です。
まさに大津市IT推進プランⅣに根幹として盛り込まれている
「市民の利便性の向上」「行政の透明性の確保」「全体最適化による費用対効果」にも合致するものです。
つきましては、まずは市民生活に直結する道路の瑕疵、
ごみの不法投棄及び、交通危険個所の投稿に、このアプリを導入され、
大津市民には行政への参加意識の高揚、市民の協働によるまちづくりの推進、
大津市におきましては、行財政改革の一環として、
さらには安心、安全のまちづくりのより一層の推進のために、
活用されることを望みますが、当局の見解を伺います。
回答
市民からの道路の陥没やごみの不法投棄などの情報提供は大半が
電話連絡によるものであることから、市役所のどの部署に連絡したらよいのかわからない、
場所や状況の説明が伝えにくい、通報できる時間帯が限られているなど、
市民にとって通報しづらい要素がございます。
また、受ける側の本市にとりましても、正確な情報収集や
現地確認に時間を要する事例も多々ございます。
議員お述べのスマートフォンでアプリを利用いたしますと、
情報提供者が写真や位置情報を瞬時に市役所に投稿することが可能となり、
正確な情報が本市に送信され、現地確認を即座に行うことができ、
迅速な初期対応が図れると考えております。
また、問題解決の過程を段階的に市民に情報発信できる
機能も行政の透明性の確保から重要であると考えております。
このことから今後、先進地である半田市や千葉市等の実証実験結果を参考にして、
導入について関係部局とともに研究してまいりたいと考えております。
昨日、執行部から質問に対する答弁書が提出されました。
初問に対する答弁だけで、再質問の答弁はレコーダーで
起こさなくてはいけませんので再質問をしなかった質問から
順次アップしていきます。
午前中は予算決算常任委員会総務分科会が開催されました。
午後からは議運と追加議案について会派別の勉強会です。
Posted by いとう茂 at 13:46│Comments(0)