2015年05月20日

もったいないって?

もうすぐ梅雨でジメジメうっとうしい季節が来ます。
子どもの頃、学校で梅雨はお百姓さんにとってなくてはならない季節、
田んぼに植えられた稲が育つには雨が必要です。
そんなことをいわれたのを思い出します。

年を重ねるにつれて雨もいいものだ、そんな風に意識が変わってきました。
もちろん、雨よりは晴天の方がいいと思う人が多いとは思いますが、
雨降りは普段より静かですし、じっくり室内で仕事ができます。

雨に欠かせないのが傘です、いつもは70センチの大き目の傘を使っています、
大きい分濡れにくい、それだけの理由です。
価格は500円程度の安価な傘です、何しろすぐに忘れてしまうから
次に行ったときに持って帰ろうと思うのですが、たいてい次に行ったときに
持って帰るのを忘れているか覚えていても整理されているか、どちらかで
結局、1本、また1本となくしてしまいます。

なくすことももったいないのですが、子どものころは近所に傘屋さんがあって
骨が折れたら直してもらって使っていました。
今は、そんな傘屋さんもなくなり、ショッピングセンターで直せるかどうか
知りませんが、直せても買ったほうが安いでしょうし、
直すための交通費も含めると、ほとんどの人が直すことをあきらめて
捨ててしまうのではないでしょうか。

もともと、もったいないという意味は限りある資源、その命を最後まで
使い切ってやろう、そんな趣旨だと思います、ですから本来は直して使うのが
傘の命に報いることだと思うのですが、ついつい・・・・お金と時間がもったいない。
食べ物を残すのはもったいないと思います、他にそのときの自分のお腹を
満たすものがないのですから当然だと思います。

しかし、傘によらず、最近は直すよりも買った方が安い物が多くあります。
使い捨てというのでしょうが、大人のそういった生き方を見ている子どもたちに
どのような道徳教育をすれば良いのか、考えてしまうことがあります。
もったいない、そう思いながらもったいない生き方が普通になった現代人。
私もそうですが子どもの教育にしつけや思いやりを育てる
ことの必要性を説きます。
当の本人はどんな道徳観で生きているのか・・・・・。

まずは・・・・・・です。

Posted by いとう茂 at 12:54│Comments(0)
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