2015年05月28日

松下幸之助の言葉②

先人の言葉が続きますが、どうぞお読みください。
経営も日常生活も同じことが当てはまるように思います。
特に、人の上に立つ「あなた」にぜひ読ませたい。

今日は一日常任委員会があり各部から説明を受け
その後質疑があります。
活発な議論、それも議員同士の議論を期待しています。
明日は特別委員会、6月1日を前に歯車が勢いよく
回りだした感じです。
昨日の一般質問の読み合わせも無事に終わりました。
国語の時間のようなところもありますが、未来に残る
質問ですので、こうした機会は必要です。



経営といい、商売といっても、これは結局、人間が行なうものである。
人間が行なうものであるからには、
経営や商売は人間をぬきにしては考えられない。
というよりもむしろ、人間を中心において考える、
人間を主体に考える、ということが非常に大切ではないかと思う。


平易なことを間違いなくやり通すのは難しいことである。
難しいことだから根気がいる。それを指導するほうはもっと根気がいる。


逆境であれ、順境であれ、その与えられた境涯に素直に生きることだ。
謙虚の心を忘れないことだ。


素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境はうぬぼれを生む。
逆境、順境そのいずれをも問わぬ。
それはそのときのその人に与えられたひとつの運命である。
ただその境涯に素直に生きるがよい。


社内でも、僕が非常に偉いから僕に従ったというよりも、
頼りないオヤジさんだからしっかりやったろうかと、
そういう点があったと思うんです。
ですから、一番大事なことは、ものを言いやすいオヤジ(上司)になることですよ。


結局人間というのは、自覚を持ち、責任を感じれば、
一見ムリと思えるような難しい仕事でもなしとげる力をもっているものだと思う。
もちろん向き不向きということはあろうし、
またそれなりの訓練といったものが必要なことも当然だが、
そういうものが適切なら、あとはその場を与えさえすれば十分な力を発揮するものである。


大事なのは、思い切って仕事を任せ、
自分の責任と権限において自主性をもった仕事ができるようにしていくことである。
人を育てるというのは、結局、経営の分かる人、
どんな小さな仕事でも経営的な感覚をもってできる人を育てることである。


「この仕事は自分一人ではできない。知識も要る。技術も要る。
そういうものはみな部下がもっている。
その人たちが動いてくれて、初めて仕事ができるのだ」というような心持ち、
そしてまた部下の人たちが仕事をしてくれることへの深い感謝と慰労の気持ち、
そういうものが根底になくてはならないと思うのです。


いい人ばかり集めようとし、
ちょっとでも変なのがいるとこれはかなわんと悩むのは虫が良すぎる。
少々のことは飲み込んで大胆に構えて行かんことには人など使えるものではない。
人を使うというときには、どうしても粒よりばかりというわけにはいかんのです。


Posted by いとう茂 at 12:22│Comments(0)
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