2015年09月27日

贈り物②

この前、贈り物について書き出したのですが、途中から
気分が変わり壺坂霊験記になってしまいました。
特別面白い話になるとは思えませんが、思いつくままに
書いてみます、ご笑読頂ければ幸いです。

物をもらって怒る人は少ないと思います。
たとえば誕生日に娘からお酒をもらう、それが高価なもので
なくても目じりが下がります。
サプライズと言うか、思いがけないときに思いがけない人からの
プレゼント、今から15年前に京都商工会議所の青年部の
設立10周年記念式典がありました。
当時、京都、奈良、大津で定期的に交流会を開催していたのと、
大津商工会議所青年部の会長でしたので、
招待を受け参加しました。

その日がたまたま私の誕生日で、懇親会が終わってから
大津のメンバーと二次会に行ったときに、ケーキと花束を
頂きました、思いがけない出来事でウルウルしたのを
覚えています。

時々、物をもらったりするから感謝やありがたみがあるので、
定期的にものをもらい続けていると、ありがたい、嬉しいという感情が
何故くれないの、そんな不満に変わることもあると思います。

では、物をあげる側の人はどうでしょう。
お中元、お歳暮はお世話になりました、これからもよろしく、
そんな意味が多いと思います。
お中元などは義理、儀礼的なものが多いと思いますが、
若い男女の場合はどうでしょう、あらかじめリクエストがあれば
それほどサプライズにならないと思いますが、あげる側が何かの日を
覚えていて、もらう側は忘れている、これが誕生日とかクリスマスなら
忘れることはないでしょうから対象外にして、初めてデートしてから
何年、夫婦なら忘れている人のほうが多いと思いますが・・・・・。

交際中の二人なら時々そんな話題も出るでしょうから覚えている方が
自然ですし多いと思います。
男性が女性にペンダントを贈る、女性は男性に靴を贈るとしましょう、
自分が贈ったものを身に付けてくれることで嬉しくなると思いますが、
裏側の心理として、送ったもので相手を縛る気持ちはないのかと
ふっと考えてしまいました。

趣味が悪いから身に付けないと、面と向かっていうにはリスクがあります、
そこまで言い切るにはよほど信頼感がないといえないでしょう。
もらってあまり嬉しくなくても出逢う時には身に付けていないと相手の
気持ちを損じてしまう、これは気遣いです。
あげた方は逢うたびに自分が贈ったものを身に付けくれている、
自分のことを想っていてくれる、これは勘違いかもしれません。
そういうことなら、一方的に物を贈っても相手は縛られている振りだけ、
こちらは縛っているつもり、こんな場合、もらう方と、あげる方、
皆さんならどちらを選びますか?

今日はどうも素直でないようです、素直にありがとう、
それ以上でも以下でもない、そんな感謝の気持ちで良いのかと・・・・・。
そこまで勘ぐったら良好な人間関係が構築できません。
でも、時には気に入らなくても身に付けてあげる優しさもいいかなと
思ったりもします。
もうすぐ誕生日だからといってこんなことを書いているのではありません、
どなた様もお気遣いはご無用に願います。






Posted by いとう茂 at 17:23│Comments(1)
この記事へのコメント
ずっと前に、「頂いた物を喜んで受け取らないということは、その人から物を奪うということと同じことだ。」と教わりました。その日から、もらう時は心から喜んで頂き、あげる時は、「どうかあなたが私から奪うような結果になりませんように。」と願いながら手渡すようになりました。それと同時に身に付ける物を頂いた時は、失くしたりつぶれたりするのがいやなので、身に付けることよりも大切に保管するようになりました。贈った方も贈られた方も、色々な気持ちがあるのですね。
Posted by 遊歩人遊歩人 at 2015年09月27日 22:37
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