2015年09月20日
インターン
先月のお盆過ぎから6名の大学生が議会に研修に来ています。
大津市議会は同志社、立命館、龍谷の各大学とパートナーシップ協定を
結び大学の専門的知見の活用を行い、政策提言を行ったり、
議員の質問力の向上を図るための研修などを実施しています。
その代わり、議会としても大学側の希望に沿うよう協力をします。
その一つがインターンの受け入れです。
インターンとはインターンシップの略で、学生が将来のキャリアや
夢を実現するために、 就職・就業前の一定期間、実際の企業で働くことです。
今回受け入れた大学生は公務員志望が多く、関心のある分野で働くことによって、
その分野に対する関心をより強めたり、最近は、3年以内に転職する新入社員が
急増していて、就職前に企業に対するイメージを、実際に体験してもらい、
就職後に、こんなはずではなかったと、後悔して退社率を下げる目的があると思います。
6名のインターンを見ていて、羨ましいと思いました。
私のことと比較してではなく、世間の多くの若者と比較してです。
インターンと書くと何か特別の立場のように感じますが、
いわゆる就労体験です、中学生や職業高校の生徒が社会体験として、
商店や会社で1週間ほど働く取り組みはありますが、ほとんど与えられた
仕事をするだけで、自分でこんなことをしたいと自主的に調査したり
研究したりすることはないに等しいと思います。
私の知る限り清掃、在庫確認、そういった軽作業が多く、
どこでも経験できるようなことが多いと思います。
自主的な調査や研究は百歩譲りましょう、社員と同じ内容の仕事や
それに準ずる仕事を経験させて、会社の業務や業界の内容を
教えて、それぞれの適正を知る機会をもっと作るべきだと思います。
3年以内に転職したとしても自分にあった仕事が見つかれば
それはそれでいいと思いますが、いくつか転職を繰り返し、
自分への自信を失い、フリーターやアルバイトで親に頼りながら
生活する若者は多くいますし、高校中退者についても、
20歳の時に何をしているかという調査ではアルバイト、フリーターと
言う回答が一番多いと言う報告もあります。
適正が分からずに就職し、仕事が合わずに退職、その後に
契約社員、派遣社員になる人も多くいるでしょう、
派遣先で能力が発揮できなければ交代もあります、
また、更生保護の世界では刑務所の出所者や保護観察対象者を
雇用する協力雇用主制度がありますが、全国的に見ると、
こうした雇用主は建設業界に多く、サービス業とか接客業は
少ないのが実情です。
ここでもいきなり雇用ではなく就労体験をさせてくれる企業の
グループが作れないかと模索中です、こうしたグループはたとえば
児童養護施設や障がい者施設に入所されている方にも有効だと
考えます。
インターンと言えば医者の卵を連想しますが、今回大津市議会に来ている
インターンも含め、ある種選ばれし者、格差社会の上位に行く可能性があるものとも
いえます、社会にはこうした経験ができない若者の方が圧倒的に多く
不安を持ちながら会社選びをしています。
6名にとって貴重な体験には違いないと思いますが、自分が望んだとはいえ、
選ばれたものであると言う自覚と夢をかなえると言う信念を持って
自分の道を進んでもらいたいと思います。
大津市議会は同志社、立命館、龍谷の各大学とパートナーシップ協定を
結び大学の専門的知見の活用を行い、政策提言を行ったり、
議員の質問力の向上を図るための研修などを実施しています。
その代わり、議会としても大学側の希望に沿うよう協力をします。
その一つがインターンの受け入れです。
インターンとはインターンシップの略で、学生が将来のキャリアや
夢を実現するために、 就職・就業前の一定期間、実際の企業で働くことです。
今回受け入れた大学生は公務員志望が多く、関心のある分野で働くことによって、
その分野に対する関心をより強めたり、最近は、3年以内に転職する新入社員が
急増していて、就職前に企業に対するイメージを、実際に体験してもらい、
就職後に、こんなはずではなかったと、後悔して退社率を下げる目的があると思います。
6名のインターンを見ていて、羨ましいと思いました。
私のことと比較してではなく、世間の多くの若者と比較してです。
インターンと書くと何か特別の立場のように感じますが、
いわゆる就労体験です、中学生や職業高校の生徒が社会体験として、
商店や会社で1週間ほど働く取り組みはありますが、ほとんど与えられた
仕事をするだけで、自分でこんなことをしたいと自主的に調査したり
研究したりすることはないに等しいと思います。
私の知る限り清掃、在庫確認、そういった軽作業が多く、
どこでも経験できるようなことが多いと思います。
自主的な調査や研究は百歩譲りましょう、社員と同じ内容の仕事や
それに準ずる仕事を経験させて、会社の業務や業界の内容を
教えて、それぞれの適正を知る機会をもっと作るべきだと思います。
3年以内に転職したとしても自分にあった仕事が見つかれば
それはそれでいいと思いますが、いくつか転職を繰り返し、
自分への自信を失い、フリーターやアルバイトで親に頼りながら
生活する若者は多くいますし、高校中退者についても、
20歳の時に何をしているかという調査ではアルバイト、フリーターと
言う回答が一番多いと言う報告もあります。
適正が分からずに就職し、仕事が合わずに退職、その後に
契約社員、派遣社員になる人も多くいるでしょう、
派遣先で能力が発揮できなければ交代もあります、
また、更生保護の世界では刑務所の出所者や保護観察対象者を
雇用する協力雇用主制度がありますが、全国的に見ると、
こうした雇用主は建設業界に多く、サービス業とか接客業は
少ないのが実情です。
ここでもいきなり雇用ではなく就労体験をさせてくれる企業の
グループが作れないかと模索中です、こうしたグループはたとえば
児童養護施設や障がい者施設に入所されている方にも有効だと
考えます。
インターンと言えば医者の卵を連想しますが、今回大津市議会に来ている
インターンも含め、ある種選ばれし者、格差社会の上位に行く可能性があるものとも
いえます、社会にはこうした経験ができない若者の方が圧倒的に多く
不安を持ちながら会社選びをしています。
6名にとって貴重な体験には違いないと思いますが、自分が望んだとはいえ、
選ばれたものであると言う自覚と夢をかなえると言う信念を持って
自分の道を進んでもらいたいと思います。
Posted by いとう茂 at 13:41│Comments(0)