2015年11月03日
ハローウィン
ハローウィン、ハロウィン、ハロウィーン、いろいろ表現があるようです。
都会では仮想した若者が大勢繰り出し、外国からも日本のハローウィンに
参加するために来日していると報道がありました。
過熱する報道とは裏腹にハローウィンの意味を知っている人は少ない
ように思います、私もそのひとりなので、例によって調べてみました。
万聖節(キリスト教で毎年11月1日にあらゆる聖人を記念する祝日)の前夜祭。
秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す祭りです。
語源・・・Hallow(神聖な)+een(even=evening)
万聖節はAll Hallow'sと言います。その前日である事からAll Hallow's Eveと呼ばれていたのが、
Hallow E'enとなり、短縮されてHalloweenと呼ばれるようになったというのが 有名な話です。
起源
数千年前の古代ケルト民族の祭り(Samhain)が起源と言われています。
古代ケルト民族は、1年の終わりを10月31日と定め、その夜を死者の祭としました。
それは死者の霊が親族を訪れる夜であり、また悪霊が 横暴し、子どもたちをさらったり、
作物や家畜に害をなす夜でもありました。死者の霊を導いたり、
また悪霊を払いさったりする為、焚き火は不可欠なものとなったのです。
古代ケルト人と古代ローマ人がブリテン島を征服してから
両民族の祭りが組み合わさっていきました。
起源は古く、古代ケルト民族のドルイド教の収穫祭の行事に、
ローマの果家女神Pomonaの祭が加味されたものらしいです。
その後、キリスト教が伝来していき、現在のHalloweenという名前になったのです。
つまり、Halloweenは、古代ケルト・古代ローマ・キリスト教という3つの要素が混合したものなのです。
ラテン系国家では、宗教的色彩が強いが、イギリス・アイルランド・アメリカでは
民族的習慣が教会的儀常時と並行して残存しています。
神に仏にキリスト、なんでもありの日本ですから一くくりのイベントとして
企業も商売につなげようとしますし、国民も受け入れる。
参加しょうとは思いませんが不易と流行の流行に終わらないことを祈ります。
世の中、変わることで始まるものもあれば終わるものもあります。
終わったものも、どこかに居場所や活躍の場があると思いますし、
新しく生まれ変わるものではないでしょうか。
そう考えると、会者定離にも通じるものを感じます。
人と出会い、人と別れる、別れる動機は様々でしょうが、別れることが
新しい出会いにつながり、新しい第一歩になります。
同じものをつかみ続けるには、相当な努力とエネルギーが必要になります。
人との出会いも同じです、この前から二組の老夫婦のことが頭に残っています。
どちらも、ご主人の方が元気で一組は奥さんの手を握って支えながらゆっくり
歩いておいででした、もう一組の夫婦はご主人が先に歩き、奥さんは杖をつきながら
ときおり休憩してふーと曲がった腰を伸ばす。
先を歩くご主人は奥さんの気配がしないのか、振り返り振り返り、奥さんが
離れると自分も立ち止まり一定の距離になるまで待たれていました。
ここまで来る間には、二人はいろんな努力をされたのだろう、時には
衝突もあっただろうし、苦いものも飲んできたんだろう、腹の底から
笑った日もあったろう、二人で涙した日もあったろう、そんなことを
言葉ではなくお互いの所作で強く感じました。
この夫婦もやがては伴侶を亡くし一人になります。
ここまで一緒に来たんだから仕方なくと、言うよりも一緒に来られたのは
お互いのおかげ、いつまでか分からないが、居られるうちは一緒にいよう。
そんな空気も感じ心が洗われるようでした。
別れには生別と死別があります、生別で悪口雑言、罵りあっての別れもあれば、
互いへの感謝で別れることもあると思います。
立つ鳥跡を濁さずか後は野となれ山となれかでは大きな違いがあります。
生別なら良き出会い良き別れ、悪き出会いも良き別れができたらと思います。
そして、死別なら老夫婦のように、互いに寄り添い支え合って、どちらかが
燃え尽きるまで一緒に歩いていきたいと願います。
時は元に戻りません、良き別れを。
都会では仮想した若者が大勢繰り出し、外国からも日本のハローウィンに
参加するために来日していると報道がありました。
過熱する報道とは裏腹にハローウィンの意味を知っている人は少ない
ように思います、私もそのひとりなので、例によって調べてみました。
万聖節(キリスト教で毎年11月1日にあらゆる聖人を記念する祝日)の前夜祭。
秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す祭りです。
語源・・・Hallow(神聖な)+een(even=evening)
万聖節はAll Hallow'sと言います。その前日である事からAll Hallow's Eveと呼ばれていたのが、
Hallow E'enとなり、短縮されてHalloweenと呼ばれるようになったというのが 有名な話です。
起源
数千年前の古代ケルト民族の祭り(Samhain)が起源と言われています。
古代ケルト民族は、1年の終わりを10月31日と定め、その夜を死者の祭としました。
それは死者の霊が親族を訪れる夜であり、また悪霊が 横暴し、子どもたちをさらったり、
作物や家畜に害をなす夜でもありました。死者の霊を導いたり、
また悪霊を払いさったりする為、焚き火は不可欠なものとなったのです。
古代ケルト人と古代ローマ人がブリテン島を征服してから
両民族の祭りが組み合わさっていきました。
起源は古く、古代ケルト民族のドルイド教の収穫祭の行事に、
ローマの果家女神Pomonaの祭が加味されたものらしいです。
その後、キリスト教が伝来していき、現在のHalloweenという名前になったのです。
つまり、Halloweenは、古代ケルト・古代ローマ・キリスト教という3つの要素が混合したものなのです。
ラテン系国家では、宗教的色彩が強いが、イギリス・アイルランド・アメリカでは
民族的習慣が教会的儀常時と並行して残存しています。
神に仏にキリスト、なんでもありの日本ですから一くくりのイベントとして
企業も商売につなげようとしますし、国民も受け入れる。
参加しょうとは思いませんが不易と流行の流行に終わらないことを祈ります。
世の中、変わることで始まるものもあれば終わるものもあります。
終わったものも、どこかに居場所や活躍の場があると思いますし、
新しく生まれ変わるものではないでしょうか。
そう考えると、会者定離にも通じるものを感じます。
人と出会い、人と別れる、別れる動機は様々でしょうが、別れることが
新しい出会いにつながり、新しい第一歩になります。
同じものをつかみ続けるには、相当な努力とエネルギーが必要になります。
人との出会いも同じです、この前から二組の老夫婦のことが頭に残っています。
どちらも、ご主人の方が元気で一組は奥さんの手を握って支えながらゆっくり
歩いておいででした、もう一組の夫婦はご主人が先に歩き、奥さんは杖をつきながら
ときおり休憩してふーと曲がった腰を伸ばす。
先を歩くご主人は奥さんの気配がしないのか、振り返り振り返り、奥さんが
離れると自分も立ち止まり一定の距離になるまで待たれていました。
ここまで来る間には、二人はいろんな努力をされたのだろう、時には
衝突もあっただろうし、苦いものも飲んできたんだろう、腹の底から
笑った日もあったろう、二人で涙した日もあったろう、そんなことを
言葉ではなくお互いの所作で強く感じました。
この夫婦もやがては伴侶を亡くし一人になります。
ここまで一緒に来たんだから仕方なくと、言うよりも一緒に来られたのは
お互いのおかげ、いつまでか分からないが、居られるうちは一緒にいよう。
そんな空気も感じ心が洗われるようでした。
別れには生別と死別があります、生別で悪口雑言、罵りあっての別れもあれば、
互いへの感謝で別れることもあると思います。
立つ鳥跡を濁さずか後は野となれ山となれかでは大きな違いがあります。
生別なら良き出会い良き別れ、悪き出会いも良き別れができたらと思います。
そして、死別なら老夫婦のように、互いに寄り添い支え合って、どちらかが
燃え尽きるまで一緒に歩いていきたいと願います。
時は元に戻りません、良き別れを。
Posted by いとう茂 at 15:42│Comments(0)