2016年04月07日

明日から新学期

地域によっては新年度が始まっているところもあるようですが、
ほとんどのところは明日から新学期です、宿題がほとんどなく
解放感いっぱいの春休みも今日で終わります。
緑のお爺さんも明日から再開です、30分朝寝坊していた体内時計を
元に戻さなくてはいけませんし、夜更かしも減らしてと気持ちを切り替えて
こちらも新学期のスタート切りたいと思います。

明日は午前中は富士見小学校の入学式で午後からは粟津中学校の入学式、
ともに議長の祝辞の代読があります。
噛まないよう、早口にならないよう気を付けます。

今日は雨です、咲いた桜が雨に打たれて散っています、花びらが排水溝の
周りに積もっています、風に舞いながら散る花びらもあれば、こうして雨に
散らされる花びらもあります。
雨は桜を散らすだけでなく、大地の恵みの役割も果たしています、人に踏まれる
雑草も雨に濡れて光っています、生命力の強さを感じる瞬間で、名前や功績が
残らなくても自分の命を生き切る姿はいくつになっても見習わなければ・・・・・・
そんな気にさせてくれます。

一斉に咲く桜、新学期もすべての子どもが一斉にスタートを切ってくれれば
いいのですが、病気や様々な理由で友だちと一緒にスタートを切れない子どももいます。
長い人生で振り返ればそれほど差のないことなのに、渦中にいると「何で自分だけ」
そんな気持ちから焦りが出たり投げ槍になったりすることもあるかもしれません。
親や教師だけでなく周囲の大人たちもスタートを切れる日が一日でも早く来るように
暖かく見守って頂きたいと念じます。

昔に「遅れてきた人を悪者にしない」そんな言葉を目にしたことがあります、
意識して周囲と遅れることは社会生活を営む上で避けなければいけないと
思いますし、許されることも少ないでしょうが、希望しても叶わず遅れてしまう、
そんな人もいることを知り心を馳せる優しさやゆとりは持ちたいと思います。
話す速度、食べる速度、歩く速度や歩幅、物を理解する速度・・・・・・、
みんな違います、違うから面白い部分と違うから腹が立つ部分の両方が
ありますが、同じなら進歩や気付きはありませんし、人を好きになったり
みんなでどこかへ出かけようとも思わないのではないでしょうか、私など
みんなが自分と同じだと誰も信用できずに人間不信、人間嫌いになり、
ふさぎ込んでしまう気がします。

あれこれ考える新学期前です、花は散りますが、同時にスタートを切れる人も
遅れてスタートを切らなければいけない人も、それぞれが実りの秋を迎えられる
ことを祈ります。

Posted by いとう茂 at 14:18│Comments(0)
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