2016年06月18日

それだけのことですが・・・・・・。

  雨ニモマケズ
  風ニモマケズ
  雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
  丈夫ナカラダヲモチ
  慾ハナク
  決シテ瞋ラズ
  イツモシヅカニワラツテヰル
  一日ニ玄米四合ト
  味噌ト少シノ野菜ヲタベ
  アラユルコトヲ
  ジブンヲカンジヨウニ入レズニ
  ヨクミキキシワカリ
  ソシテワスレズ
  野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
  小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
  東ニ病気ノコドモアレバ
  行ツテ看病シテヤリ
  西ニツカレタ母アレバ
  行ツテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
  南ニ死ニサウナ人アレバ
  行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ
  北ニケンクワヤソシヨウガアレバ
  ツマラナイカラヤメロトイヒ
  ヒデリノトキハナミダヲナガシ
  サムサノナツハオロオロアルキ
  ミンナニデクノボートヨバレ
  ホメラレモセズ
  クニモサレズ
  サウイウモノニ
  ワタシハナリタイ

宮沢賢治の詩で題名は「雨ニモマケズ」です。
冒頭の部分は知らない人はいないほど有名で日本人が
知っている詩の中でも3本の指に入るほど馴染みがあると思います。
この詩をいつのころまででしょう、おそらく30歳くらいまで題名は
「11月3日」だと思っていました。
確か、そうはいっても不確かですが中学校の時に買った詩集に
収められていて題名が11月3日になっていたと記憶していたからで、
雨ニモマケズは書き出しの部分だと誰かと議論した覚えもあります。

誤解かどうかは改めて調べて解明したいと思います。

今日は題名の話ではなく解釈の話です。
なぜかこの詩の冒頭の話になりました、ゲリラ豪雨もなかった時代に
雨ニモマケズは、当然だし大げさなことではないかという話になり、
議論が始まりました、すると雨は涙で風は誹謗中傷だと思うと
話し始めました、悲しいこと、辛いことがあって涙を流したり、
誰かからの誹謗中傷、そんなものには負けないという強い決意が感じられる、
それが、最後の部分につながると思う。
  ミンナニデクノボートヨバレ
  ホメラレモセズ
  クニモサレズ
  サウイウモノニ
  ワタシハナリタイ

読んでいる方に理解いただけるかわかりませんが、私には腑に落ちましたし、
ああ、こんな解釈もあるのかと改めてその人を見直しましたし、いい感性を
していると羨ましくもありました。
梅雨で雨が続く日は、晴耕雨読、じっくり詩でも味わいたいと思いますが、
議案書の読み込みが優先です。
ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズ
クニモサレズ サウイウモノニ ワタシハナリタイ
そんな境地はもう少し先に取っておきます。


Posted by いとう茂 at 00:00│Comments(0)
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