2016年07月01日

社会を明るくする運動

今年も前半が終了し、今日から後半が始まります。
時間の経過が早いとか前半は何をしたとか、
そんな振り返りはまたの機会にして、今日から
7月、社会を明るくする運動が始まりました。
今朝は7時45分から石山駅で保護観察所、保護司、
更生保護女性会の皆さんと運動の啓発グッズの
配布を行いました。

およそ20名ほどで配布を行い、1時間程度で終了し
その後は県庁、市役所で法務大臣のメッセージの
伝達式がありましたが、障害者の支援施設や関係者の
シンポジウムがありましたので、そちらのほうに参加しました。

養護学校を卒業しても行き場のない障害者が増加して、
自立や支援制度の充実が必要だという意見もありましたし、
障害児の保護者から事例発表もありました。
障害者の自立支援、生活支援をする施設が足りず、
自宅で保護者が面倒を見ないといけな現実が増加し、
そうした保護者へのケアや施設も必要になります。

18歳の壁は障害者だけでなく、児童養護施設に入所する
子どもたちにもあります、入所中は補助金で生活は保障されて
いますが、卒園するといきなり現実に放り出されます。
就学と就労が最大の課題です、それと更生保護の社会、
保護観察対象者の就労も大きな問題です。
こうした社会の中で注目されない人たちのために、
国を始め自治体でも有効な施策が必要ですし、民間も
さらなる理解をして受け入れ態勢の構築も急がれます。

溫もり、ぬくもりですが今は温もりと書きます。
人を囲むと囚、1 とらわれること。また、その者。捕虜。とりこ。
2 獄舎にとらわれた者。囚人。罪人。めしゅうど。
犯罪の種類によっては犯人を殺して罪を償わせたい、
そう思う被害者も多いでしょう、しかし、囚人にも食事を
提供しますし水やお茶も提供します、それが、囚の下に
食事を盛り付ける皿と水やお茶を示すサンズイをつけると
溫という字になります。

罪を憎んで人を憎まず、どんな罪人にも食事を与え
飲み水も与える、与えられたほうも、こんな自分に命を
長らえる食事と水を与えてもらえるのは罪をしっかり償え、
そういうことだという自覚するようになる。
それが温もりではないでしょうか。

犯罪のない社会、人間の永遠のテーマの一つかもしれません。
社会が良くなるために多忙になることは気になりません、
しかし、更生保護の社会は静かで暇なほうがいいと思います。


Posted by いとう茂 at 23:20│Comments(0)
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