2016年07月24日

人間の感覚

今日は月例の勉強会でした、色々な気付きと
人間観察の場でもあるのですが、高校野球と
大相撲の話題がフリートークの時間に出ました。
高校野球の滋賀県大会はベスト4まで決まりましたが、
高島からきている男性が地元の公立高校がベスト4に
残っていることを誇らしげに語りだしました。
何十年ぶりとかのことですが、球技はあまり関心がなく、
黙って聞いていました、別のゾーンでは私立高校同士が
決勝を目指して戦うらしいのですが、私立高校は地元だけでなく
全国から選手を集めるので強くて当たり前、公立は県内の
子どもだけだから勝ち残っていることに意義がある。

その理論は賛成できます、大相撲も横綱がかかった
大関の活躍を期待するものでしたが、残念ながら横綱昇進は
なくなったようです、3人の横綱がすべてモンゴル出身ですので
日本人の横綱を待望する声は以前からありました。

この二つの話から見えてくるものは、純血と言えばいいのか
言葉が適切ではないのですが、身内びいきのような気持ちを
感じますし、自分の中にもあるように思います。
プロ野球では広島が首位を独走しています、中国地方の
選手を中心にチーム編成をして戦っています。
広島市民も地元の球団ということで、熱狂的なファンも
多く、チームを盛り上げています。
そこに選手とファンの一体感を感じます。
こうした形の身内びいきは理解を得やすいように思います。

こうした感覚を持っている人が多い中で、同じ人が
ラグビーの日本代表に違和感を唱えることは、あまり
耳にしませんでした。
ワールドカップで南アフリカに勝った時は国を挙げて
大騒ぎでしたが、代表には日本人ばかりではなく、外国の選手も
多数います。

高校野球と大相撲、それとラグビーでは明らかに矛盾した
論理があるように感じます。
矛盾したものを内包しているのが人間なのかも知れません。
自分の中にもそれを感じます。


Posted by いとう茂 at 23:33│Comments(0)
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