2016年08月04日

不便

日本語では便利の反対語は不便となるのでしょうが、
日ごろ便利だと感じないといけないことが多くあるのに、
当たり前になっていて感謝はおろか意識さえしていない
ことが、なんと多いことか。
右肩を負傷して思うように右手が使えなくなり、もどかしいとか
不便だと強く感じています。
千手観音のように何本も手があれば、それほど不便さを
感じることはないのでしょうが・・・・・・・。

負傷から1週間、当時と比較して多少腕の動きも範囲が
広がりましたが、まだまだ元の状態には程遠いものがあり、
今日も医者に行ってきましたが、肩のケガでこれだけの
内出血があるというのは珍しい、かなり重症ですよ、
相当時間がかかります。
言葉の端々に、その年だからという臭いを感じましたが、
事実ですから仕方がありません。

朝起きてまず洗面ですが、右手で歯ブラシを持つのに力が入らず、
ぎこちない動きになります、続いて髭剃り、ジェルを塗るのは何とか
なるのですが、剃刀をもって顎の下や頬を逆ぞりする段になると、
右手の角度がおかしくなり肩をかばってしまい、うまく剃れません。
左手に持ち替えてみても、さらにおかしな剃り方になってしまいます。
朝食はお茶漬けですが、少し離れた醤油をとるのに右手を出しそうに
なって左手に変える、伸ばしすぎると靭帯を骨が滑り激痛です。

何とか食事を済ませて着替えにかかりますが、基本は前あきになります、
右手を通して左手を通す、脱ぐ時はこの逆の順番です。
シャツをスラックスの中に入れる時も気を使います、背中に右手を回す
のは辛いものがありますし、滑ることもよくあり激痛の心配もあります。

左右の字の違いは口と工、右の字の由来は忘れましたが左は
工が示す通り、道具とか工具を表している、道具を使いこなす手か
どうかは記憶にありませんが、そんな意味だったと思います。
利き腕が右ということで左はほとんど頼りにせずに来たのかもしれません、
補助的な左が今は主役です、左を使うと右脳が活性化するとか、
右肩のケガは弱りかけている右脳を動かし、せめて痴ほう防止をという
神か仏の、ありがたいお導きととらえたいと思います。




Posted by いとう茂 at 12:46│Comments(0)
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