2016年09月23日

価値観・年代差

所属している会派には17名の議員がいます、30代から
70代まで幅広い年代の議員で構成されています。
当然、好きな食べ物や音楽、芸能人の好みも
違うと思いますし、一般質問の読み合わせをしていても、
こういった視点もあるんだと感じることがあります。
それを年代による価値観の差と片付けてしまうのは
簡単ですが、果たしてそうだろうかと思うときもあります。

会派の議員のことではありませんので、念のために。
盗みや暴力はいけない、そう思う価値観には変わりが
ないと思いますし、笑顔を見て心が和むのも同じでは
ないでしょうか。
年代による価値観の差もあるでしょうが、個人のおいたち
からくる価値観の差もあるように思います。
年代で括ると、この年代はこんな価値観と納得できる
部分もありますが個人の価値観の差は理解できないことに
ついては、見えない世界が広がっているんだと思って
あきらめるしかないようにも思います。

こちらの視力が0,5くらいで若い人が2,0これでは
こちらには見えないことが多くあっても仕方ありません。
それで済むことはいいのですが、譲れないことなら
どうすればいいのか、諦める、説明し続ける、黙認する、
どの方法でも暖簾に腕押し、馬の耳に・・・・・です。

恩師と教え子、その関係は死ぬまで続くものですが、
それなりに価値観を共有できるから長続きするもので
しょうし、年の離れた夫婦でもどこか似た価値観が
あるから一緒にいられるのではないでしょうか。
中には利害が一致するから一緒にいる場合もあるで
しょうが、それもどこか虚しい気がします。

親しい人と一緒にいられるのは、親近感、好感、
そうしたものを共有しているからで、全く相手の
価値観が見えない、理解できない、そうした人と
親しくしていられるのか疑問ですし、それを親しいと
言うのも信じられません。
人間は環境に順応する生き物ですから、世の中には
そうした人たちがいるのかもしれませんが・・・・・。

価値観の差や年代の差からくるものの見方の違いを
吹き飛ばして親しくしていることを納得させる言葉が
あるとすれば、それは馬が合う。
それしかない気がします。


Posted by いとう茂 at 23:41│Comments(0)
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