2016年10月23日

10月23日の記事

今日は伝統芸能フェスティバルが
14時から生涯学習センターで開催されました。
入場は無料でしたので多くの方が観客席で知り合いの
発表をご覧になっていました。
そのオープニングで太鼓を演奏しました、このセンターには
特別な思い出があります、平成3年に石鹿太鼓を立ち上げ
たのですが、最初の発表の場が翌年の平成4年、この
生涯学習センターのこけら落としでした。
途中ブランクがありましたが、太鼓を始めて25年に
なります、初めは右も左もわからず、音感もない、
生まれて人様の前で演奏なんて全く無縁の人間が
ほとんどでしたが、知らない分一所懸命でした。

「うまくなりたい」その気持ちだけで週2回の練習も苦にならず、
手に豆をいっぱい作りながら励んできました。
プロ集団の太鼓演奏も何度か聞きに行きましたし、車の
音楽も太鼓という時期もありました。
プロはプロで感動もありますし、さらに高みを目指そうという
気にさせてくれますが、アマチュアで一番好きな太鼓集団は、
湯布院の源流太鼓、出雲で開催されたフェスティバルを初めて
テレビで見た時は鳥肌が立ちました。
自分たちと同じように仕事をしながら練習しているのですが、
レベルが幼稚園と大学くらい違いました。
悔しさというより「まいりました」そんな感じでした。

2度湯布院まで行き、代表の長谷川義さんともお話をさせていただき
練習風景も見に行きました、仕事が終わってから夜の10時ころから
でしょうか、山中で車のライトであたりを照らしての練習に圧倒されて
帰ってきたのを覚えています、三重県の戦国時代村に演奏に
来られた時も行きました。
もう20年近く前のことです。

少し思いが入りすぎ脱線しました。
生涯学習センターは石鹿太鼓のデビューの場ですし、結成
5周年にプロと共演した場でもあります。
自分たちを指導してくれた京都のプロ集団と共演です。
共演と言ってもこちらは前座を務めただけですが、
それでも新しい曲をジョイント演奏をしました。
この時が自分では一番太鼓に打ち込んでいた時期だったと
思います、このイベントが終わると抜け殻のようになっていました。

人間どこまで集中できるかは個人差があるでしょうが、
それぞれの人生において、これが一番集中したと思える
出来事はそうたくさんあるものではないでしょう。
私の中では3本の指に入る出来事でした、そんなセンターで
演奏ができたことは「原点に返れ」と言われているのかと
そんなことを感じた次第です。

Posted by いとう茂 at 20:46│Comments(0)
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