2017年01月18日
合同審査会と、どこで笑うか、何が面白いか⑦
今日は、教育厚生常任委員会と生活産業常任に員会の
合同審査会が議場でありました。
教育委員会と市民部で、いじめ防止の行動計画案が策定され、
パブリックコメントの前に両常任委員会で審議を行いました。
各委員から活発な意見や質疑が行われ、見直しも含めて
検討課題が出てきました。
パブリックコメントの後に審議が行われ、完成となります。
文科省の規定では策定は努力義務となっていますが、
大津市では過去のいじめ事件に呼応して策定を決めました。
かなり厚い冊子で関係者の熱意と苦労が感じられるもので、
より効果的に実行されることを願っています。
個人的には、教員の意識について問題点を感じますので、
改めて意見とお願いをしたいと思っています。
「やぶ先生のぐち」
やぶ先生が薬の調合を間違えて、あるお店の番頭さんを
死なせてしまいました。
「この人殺しめ! 医者のくせに薬を間違えるとはどういう事だ!
お上に訴えてやるから、覚悟しろ!」
お店の主人に怒鳴られたやぶ先生は、まっ青な顔になって泣いて謝りました。
「どんなつぐないでもします。ですからどうぞ、それだけはお許しを・・・」
そしてやっと許してもらいましたが、やぶ医者は責任を取って、
お葬式の準備をしなければなりません。
まずは、番頭さんを寺まで運んで行くのですが、
人をやとって運ぶお金がないので、家から女房と息子を
連れて来て二人にかつがせて運ばせました。
すっかりしょげ返ったやぶ先生が、弱々しい声で言いました。
「ああ、こんな事になるのなら、医者などにならなければよかった。
・・・まったく医者ほど、損な商売はないわ」
するとそれを聞いた女房も、
「本当ですよ。お前さまが下手くそなばっかりに、
こんなに重い死人まで運ぶはめになって」
と、ぶつぶつ文句を言い出しました。
そして後ろでかついでいた息子も、ヨタヨタと足をふらつかせながら言いました。
「父上、今度から診る病人は、やせた人だけにしてくださいね」
「なりたての泥棒」
初めて泥棒に入る泥棒が、おっかなびっくり戸を開けて
家の中に入ってみますと、何とこの家は空き家でした。
なりたての泥棒は、ホッと胸をなでおろし、
「ああっ、よかった、よかった。これなら捕まる心配はない」
確かに空き家なら、泥棒する事は出来ません。
「自分であがる」
「待て、待ちやがれ!」
盗みが見つかって旦那に追われて逃げていた泥棒が、
道の真ん中に大きく開いていた穴の中にドスンと落っこちてしまいました。
「へん、ざまあみろ。これでもう逃げられないぞ」
追いかけて来た旦那が中をのぞいてみますと、それはかなり深い穴でした。
そこにちょうど、若い男がやって来たので、
「ああ、すまないが中に泥棒がいるんだ。引き上げるのを手伝ってくれないか?」
と、頼みますと、この男はニヤニヤしながら、
「そうですね。一分くださるなら、引き上げてやってもいいですよ」
と、言いました。
するとそれを穴の中から聞いていた泥棒が、旦那に言いました。
「旦那さま、一分もくださるのでしたら、あっしが自分であがります」
「入りにくい」
ある真夜中、店に窓から忍び込もうとしていた泥棒が店の若者たちに
見つかって、簡単に捕まってしまいました。
「この泥棒め! 店に忍び込むとはとんでもない奴だ!」
「ぐるぐる巻きにして、お役人に引き渡してしまえ!」
若者たちが興奮して大騒ぎしていると、その騒ぎを
聞きつけた店の旦那がやって来ました。
「これは旦那さま。ただいま泥棒を捕まえたところです」
「なに、泥棒とな」
ところがこの旦那は大変心のやさしい人で、
泥棒を番所に突き出すどころか、
「この寒空の中、泥棒をしなければならないとはよほどの
事情があっての事でしょう。さあ、今日の所はこれを持ってお帰りなさい」
と、銭三百文を握らせて、そのまま泥棒を逃げしてやろうとしたのです。
すると泥棒は、すっかり感激して言いました。
「旦那さま。こんなにご親切にされますと、わたしはこの後、
この家には入りにくうございます」
感激はしても、泥棒をやめるつもりはないようですね。
合同審査会が議場でありました。
教育委員会と市民部で、いじめ防止の行動計画案が策定され、
パブリックコメントの前に両常任委員会で審議を行いました。
各委員から活発な意見や質疑が行われ、見直しも含めて
検討課題が出てきました。
パブリックコメントの後に審議が行われ、完成となります。
文科省の規定では策定は努力義務となっていますが、
大津市では過去のいじめ事件に呼応して策定を決めました。
かなり厚い冊子で関係者の熱意と苦労が感じられるもので、
より効果的に実行されることを願っています。
個人的には、教員の意識について問題点を感じますので、
改めて意見とお願いをしたいと思っています。
「やぶ先生のぐち」
やぶ先生が薬の調合を間違えて、あるお店の番頭さんを
死なせてしまいました。
「この人殺しめ! 医者のくせに薬を間違えるとはどういう事だ!
お上に訴えてやるから、覚悟しろ!」
お店の主人に怒鳴られたやぶ先生は、まっ青な顔になって泣いて謝りました。
「どんなつぐないでもします。ですからどうぞ、それだけはお許しを・・・」
そしてやっと許してもらいましたが、やぶ医者は責任を取って、
お葬式の準備をしなければなりません。
まずは、番頭さんを寺まで運んで行くのですが、
人をやとって運ぶお金がないので、家から女房と息子を
連れて来て二人にかつがせて運ばせました。
すっかりしょげ返ったやぶ先生が、弱々しい声で言いました。
「ああ、こんな事になるのなら、医者などにならなければよかった。
・・・まったく医者ほど、損な商売はないわ」
するとそれを聞いた女房も、
「本当ですよ。お前さまが下手くそなばっかりに、
こんなに重い死人まで運ぶはめになって」
と、ぶつぶつ文句を言い出しました。
そして後ろでかついでいた息子も、ヨタヨタと足をふらつかせながら言いました。
「父上、今度から診る病人は、やせた人だけにしてくださいね」
「なりたての泥棒」
初めて泥棒に入る泥棒が、おっかなびっくり戸を開けて
家の中に入ってみますと、何とこの家は空き家でした。
なりたての泥棒は、ホッと胸をなでおろし、
「ああっ、よかった、よかった。これなら捕まる心配はない」
確かに空き家なら、泥棒する事は出来ません。
「自分であがる」
「待て、待ちやがれ!」
盗みが見つかって旦那に追われて逃げていた泥棒が、
道の真ん中に大きく開いていた穴の中にドスンと落っこちてしまいました。
「へん、ざまあみろ。これでもう逃げられないぞ」
追いかけて来た旦那が中をのぞいてみますと、それはかなり深い穴でした。
そこにちょうど、若い男がやって来たので、
「ああ、すまないが中に泥棒がいるんだ。引き上げるのを手伝ってくれないか?」
と、頼みますと、この男はニヤニヤしながら、
「そうですね。一分くださるなら、引き上げてやってもいいですよ」
と、言いました。
するとそれを穴の中から聞いていた泥棒が、旦那に言いました。
「旦那さま、一分もくださるのでしたら、あっしが自分であがります」
「入りにくい」
ある真夜中、店に窓から忍び込もうとしていた泥棒が店の若者たちに
見つかって、簡単に捕まってしまいました。
「この泥棒め! 店に忍び込むとはとんでもない奴だ!」
「ぐるぐる巻きにして、お役人に引き渡してしまえ!」
若者たちが興奮して大騒ぎしていると、その騒ぎを
聞きつけた店の旦那がやって来ました。
「これは旦那さま。ただいま泥棒を捕まえたところです」
「なに、泥棒とな」
ところがこの旦那は大変心のやさしい人で、
泥棒を番所に突き出すどころか、
「この寒空の中、泥棒をしなければならないとはよほどの
事情があっての事でしょう。さあ、今日の所はこれを持ってお帰りなさい」
と、銭三百文を握らせて、そのまま泥棒を逃げしてやろうとしたのです。
すると泥棒は、すっかり感激して言いました。
「旦那さま。こんなにご親切にされますと、わたしはこの後、
この家には入りにくうございます」
感激はしても、泥棒をやめるつもりはないようですね。
Posted by いとう茂 at 21:43│Comments(0)