2017年02月04日

二期の会開催&どこで笑うか、何が面白いか⑨

昨日は二期の議員の会がありました。
いつもは私が幹事をしているのですが、今回は桐田議員が代わってくれました。
同期の議員は9名いますが、風邪で女性の議員2名が欠席になり7名の議員と
スペシャルゲスト1名の8名でしたが、話が弾んで大いに盛り上がり、3時間を
超える懇親会になりました。
初当選から23回目の通常会議は、昨年の11月の通常会議でしたが、お正月が
ありましたので、昨日の開催になった次第です。
会派を超えての、こうした懇親会を定期的に開催しているのは、二期の議員だけで、
後輩になる一期の議員が見習ってくれ、懇親会を開くようになりました。
次回は2月通常会議の閉会後になります、スペシャルゲストも含めて内容の濃い
会にしたいと思います。

「かわをむく」

ある春の日の事。
ある長屋の一行が桜の花が咲きほこる川辺に、花見見物に出かけました。
さて、一通りの見物をすませて小腹の空いた一行は、
持って来たさくらもちを食べる事にしました。
その一行の中の一人に食い意地の張った男がおりまして、
さくらもちに巻いてある皮ごと食べています。
それを見て、隣に座っていた女房が言いました。
「お前さん。それはかわをむいて食べるんだよ」
すると、その男は、
「おお、そうかい」
と、言って、さくらもちをかわのついたまま、川の方を向いて食べました。


「低い」

暖かい、春の日の午後です。
お寺の一部屋を借りて勉強をしている書生が、お寺の小坊主に頼みました。
「何でもいいから、本を一冊持って来てくれ」
そこで小坊主が、和尚さんの本だなの中から『書経』という、
中国の政治の事が書かれた本を持って行きました。
すると書生が、それを一目見て、
「この本は、低い」
と、言いました。
「はあ、では別の本を持ってきます」
小坊主はそう言うと、今度は『詩経』という、中国最古の詩集本を持って行きました。
ところが、書生はまた一目見て、
「何だ、これも低いではないか!」
と、言いました。
困った小坊主は、和尚さんに相談に行きました。
すると和尚さんは感心して、
「なるほど。 『書経』と『詩経』を低いと言ったのか。
あの難しい本を二冊とも低いとは、あの書生どの、
よっぽど学問を深めた偉い書生どのに違いないぞ!」
と、言うと、何冊かお経の本を持って書生の様子を見に行きました。
「書生どの。入りますぞ」
ところが部屋に入ると、書生は、ぶ厚い本をまくらに、
グーグーと、いびきをかいて寝ていたのです。


「きりょうじまん」

今日は、暖かい春の日差しが心地よい四月。
上野の山は花見の客で、大賑わいです。
そこへ、大旦那の娘さんが女中を連れて、お花見に出かけました。
この娘さん、なかなかのきりょうよしなのですが、
何かにつけてけちをつけるくせがあります。
「ああ、たいしたのはいないねえ」
満開の桜よりも道行く娘たちの顔が気になる様で、
出会う娘の一人一人にけちをつけて歩きました。
「あれは、背が低いね」
「あっちは、背が高すぎる」
「あの娘は口は小さいが、目が大きすぎる」
「あれはだめ、色が黒い」
「あっちは色白だけど、ひたいが広すぎる」
こんな調子で、出会う娘を何のかんのと、けなし続けて、
娘は不忍池までやって来ました。
そして池の水にうつった、自分の顔を見ると、
「ああ、これもあんまり、感心した顔じゃないね」
と、言いました。

「まんじゅうのためしぎり」

殿さまが、新しい刀を手に入れました。
毎日毎日、刀をながめていましたが、それにもあきてしまい、
ある日家来に言いました。
「この刀で、一度ためしぎりをしてみたいものだな」
「はい。その刀なら、さぞかしよい切れ味でしょうな」
「うむ。だが、まさかふく面をして、つじぎりをするわけにはいかないし。
何か、良い方法はないものだろうか?」
すると、家来が言いました。
「それなら、まんじゅうを十個重ねて、お切りなさいませ。
重ねたまんじゅうの切り心地は、ちょうど人間の胴体を
切ったのと同じだと申しますから」
「そうか、それではさっそく、試してみよう」
「はっ、では用意いたします」
家来は、さっそくまんじゅうを買ってくると、座敷のまん中に十個積み重ねました。
「では、お試しください」
「よし、・・・」
殿さまは大きく刀を振り上げると、『えいっ』と気合いをかけて刀を振り下ろしました。
すると見事に、たたみまで切れております。
「これはお見事!
重ねたまんじゅうを崩さずに切るとは、まことにあっぱれな名刀。
それでは、切り捨てたこの死がいは、わたくしめが、とむらってやりましょう」
家来はそう言って、まんまとまんじゅうを手に入れました。


「立てば出ます」

ある侍が、使いの途中で便所に行きたくなりましたが、
いっしんにがまんして両国までやって来ました。
両国まで来れば、どこかで用がたせるだろうと思い、
ほうぼう便所を探しましたが見当たりません。
ふと橋のそばを見ると、菜っぱ売りが青い顔で座っておりましたので、
侍はかけより、
「この辺に、便所はありませぬか?」
と、聞くと、菜っぱ売りは、
「わたしも探していますが、ありませぬ」
「お前も便所を探しておいでか。・・・しかし、探しているのなら、
なぜそこに、そうしてしゃがんでいるのじゃ?」
と、言うと、菜っぱ売りは苦しそうに、
「立てば、・・・出ます」


Posted by いとう茂 at 14:59│Comments(0)
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