2017年04月08日

その人を笑えますか⑱

今日は、これから5月に開催される蝉丸神社芸能祭の
打ち合わせに行ってきます。
和太鼓の奉納をしますが、会場が狭く全員が演奏できるか
心配ですので会場の下見もしてきます。
週末から週明けにかけて、太鼓の用事が続きます、月曜日は
小学生の卒団式、長い子どもで3年生から6年生までの4年間
和太鼓を続けていますが中学校に行くとクラブや勉強などで
なかなか和太鼓を続けられません。

生きていく中で人は様々なことを経験して成長していくもの
でしょうから和太鼓だけをしてほしいとは思っていませんが、
大人になって「そういえば昔叩いていたなぁ、もう一度」
そんな気持ちになってくれればいいのでは、と思っています。


「ワシとトビ」

 ワシが悲しい顔で、木の枝に止まっていました。
「どうしました? どうして、そんなに悲しんでいるのですか?」
一緒の木に止まっていたトビが、やさしく声をかけました。
「実は、わたしは、自分に合うお婿さんが欲しいのですが、
どこを探しても見つからないのです」
するとトビが、
「それでは、このぼくではどうでしょう? 
ぼくはトビですが、ワシのあなたよりも強いですからね」
「まさか。あなたの小さな体で、どうやって、わたしたち二人の
食べ物を捕まえるというのですか?」
「ハッハハハ。大丈夫ですよ。
ぼくはしょっちゅう、ダチョウを自慢のカギ爪で仕留めて運び去るのですから。
あなたには、贅沢をさせてあげますよ」
ワシはこの言葉に心を動かされて、トビと結婚しても良いと言いました。
「では、すぐに結婚式だ」
それからすぐ結婚式がとり行われ、ワシはトビのお嫁さんになりました。
「あなた。さあ、約束通り、ダチョウを捕まえてきて下さいな」
トビは空高く舞い上がると、狩りに出かけました。
しかし、長い時間かかった末に持ち帰ったのは、やせたネズミが一匹でした。
しかも、すでに死んでいたネズミらしく、腐っていてとてもくさい匂いがしました。
「まあ、これが今日のご飯なの? わたしにダチョウを取って来てくれる
約束をしたのに」
すると、トビは言いました。
「あの時、ああ約束しなければ、君の様な鳥の王家の者とは
結婚出来なかっただろうからね。さあ、このネズミを全部あげるよ」
「・・・・・・」


この後、ワシとトビがどうなったかはご想像にお任せしますが、
このお話しのトビの様に、男の人は女の人の前で見栄を張ります。
女の人は男の人が本当に頼れる人かどうか、
よく考えてからお付き合いをしましょう。
最近ではこの逆も結構あるようです、男の人もしっかり目を開いて
財布のひもは締めて、お付き合いを始めましょう。


「歌手」

下手くそな歌手が、朝から晩まで家の中で歌っていました。
家はしっかりした壁で囲まれているので、声が良く響ききました。
それで歌手は、自分が素晴らしい声をしていると思い込みました。
すっかりうぬぼれて、とうとう劇場で歌う事にしました。
ところが、いざステージで歌うと、あんまり下手くそなので
石をぶつけられて追い出されてしまいました。

この歌手と同じように、クラスの中では話し方が上手だと思われていた人が、
いざ大勢の人の前で演説すると、たちまちしどろもどろになってしまう事があります。
人は見かけによらぬもの、外見で物事を判断してはいけません。
見かけ通りの人が大きな役に就いて大勢の人が迷惑することも
ありますが・・・・・それは自己責任です、水面下での調整が大切です。

「ラッパ手」

集合ラッパを吹いていたラッパ手が、敵に捕まりました。
「皆さん、考えなしに軽々しくわたしを殺さないで下さい。
わたしは、あなたがたの仲間を誰も殺していませんし、
ラッパの他には、何にも持っていないのですから」
と、ラッパ手が言いますと、
「それじゃあ、ますますお前を殺さなければならん。
自分は戦う事も出来ないくせに、みんなを戦に駆り立てるのだからな」

このお話しは、自分では何もせずに人をそそのかして悪い事をさせる人こそ、
一番悪い人だと教えています。
ラッパ手にラッパを吹けと命令した人も捕まえないと、第2、第3の
ラッパ手が出てきますので気を付けましょう。


「ビーバー」

ビーバーは、沼に住んでいる動物です。
この動物のおちんちんは、薬になるといわれています。
その為に人間はビーバーを見つけると、おちんちんを切ろうとして追いかけます。
でもビーバーは、なぜ人間が自分を追いかけるのかよく知っているので、
逃げられる限りは全速力で逃げますが、逃げられないとわかると
自分でおちんちんをちょん切って放り出します。
そうやって、殺されずにすむ様にするのです。

人間でも、お金を持っている為に襲われた時、持っていたお金を
相手にやって追い払う時があるでしょう。
恥ずかしくても、時には逃げる事も必要です。
一番大切なものは何かをいつも意識していないといけません。

Posted by いとう茂 at 09:52│Comments(0)
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