2017年04月12日
その人を笑えますか⑳
「小ガラスと大ガラス①」
小ガラスの中に、特別体の大きいのが1羽いました。
この大きな小ガラスは、自分の仲間をけいべつして、
「こんなチビと一緒にいてもつまらない。大ガラスの所へ行こう」
と、大ガラスの仲間に入ろうとしました。
けれども小ガラスは大ガラスと姿も声も違うので、大ガラスたちは、
「変な奴が来たぞ」
と、よってたかって、この小ガラスを追い返しました。
大きな小ガラスは仕方がないので小ガラスの所へ戻りましたが、
小ガラスはけいべつされた事に腹を立てていましたから、
もう仲間に入れてくれません。
こうして大きな小ガラスは、ひとりぼっちになってしまいました。
これは、人間にも当てはまるお話しです。
別のグループに行く時は、よく考えてから行動しましょう。
君子豹変す、これは良い意味の言葉ですが、小人革面すは
悪い言葉です。
右顧左眄はやめましょう。
「小ガラスと大ガラス②」
大ガラスは、人間の未来を占う事が出来ると考えられていました。
人々は大ガラスの鳴き方で縁起が良いかどうかを占い、
大ガラスを大事にして裁判の証人にするほどでした。
同じカラスでも小ガラスは、少しも大事にされません。
それで小ガラスは大ガラスをねたんで、自分も1つ占いを
やってみようと思いました。
旅人がやって来るのを見た小ガラスは、一本の木に止まって
大きな声で鳴きました。
その声を聞いて、旅人たちは、
「ギョッ!」
と、して振り返りました。
しかし、中の1人が言いました。
「さあさあ、どんどん旅を続けましょう。今鳴いたのは小ガラスですよ。
あんな物は占いとは、ちっとも関係がありません」
人間も同じ事です。
才能のない人が才能のある人の真似をしてみても、
かなわないだけでなく、笑い者になってしまいます。
地位が人を作ることも限界があるのかもしれません。
「ハチとシャコとお百姓」
ハチとシャコが、喉が乾いてたまらないので、
お百姓の所へ水をもらいに行きました。
「水を少しくれれば、その代わりにシャコはブドウ畑を耕しますし、
ハチは泥棒を刺して追い払ってあげましょう」
と、言うと、お百姓は、
「わしにはウシが2頭いて、
奴らは何も約束しないのに何でもやってくれる。
だから、あんたたちに何かくれてやるよりも、
ウシたちに何かをやるほうがいいよ」
このお話しは、口先だけの約束で先に報酬をもらおうとする人を、
けっして信用してはいけないという事を教えています。
生命保険もあなたが掛けて、あなたが死んでから支払われるから
奥さんが喜ぶのです。
「イノシシとキツネ」
イノシシが木のそばに座って、せっせとキバを研いでいました。
それを見たキツネが、不思議そうに尋ねました。
「猟師に追いかけられているわけでも、危険なわけでもないのに、
どうしてキバを研いでいるのですか?」
「確かに、今は危険ではないので、キバを研がなくても大丈夫。
しかし、危険な事が襲いかかって来た時には、キバを研いでいる
ひまはないだろう。
めんどうでも、こうしてキバを研いでおけば、今すぐに危険が来ても、
大丈夫なんだよ」
このお話しは、危ない目に会う前に、日頃からしっかりと
備えておく事が大切だと教えています。
備えあれば嬉しいな。
小ガラスの中に、特別体の大きいのが1羽いました。
この大きな小ガラスは、自分の仲間をけいべつして、
「こんなチビと一緒にいてもつまらない。大ガラスの所へ行こう」
と、大ガラスの仲間に入ろうとしました。
けれども小ガラスは大ガラスと姿も声も違うので、大ガラスたちは、
「変な奴が来たぞ」
と、よってたかって、この小ガラスを追い返しました。
大きな小ガラスは仕方がないので小ガラスの所へ戻りましたが、
小ガラスはけいべつされた事に腹を立てていましたから、
もう仲間に入れてくれません。
こうして大きな小ガラスは、ひとりぼっちになってしまいました。
これは、人間にも当てはまるお話しです。
別のグループに行く時は、よく考えてから行動しましょう。
君子豹変す、これは良い意味の言葉ですが、小人革面すは
悪い言葉です。
右顧左眄はやめましょう。
「小ガラスと大ガラス②」
大ガラスは、人間の未来を占う事が出来ると考えられていました。
人々は大ガラスの鳴き方で縁起が良いかどうかを占い、
大ガラスを大事にして裁判の証人にするほどでした。
同じカラスでも小ガラスは、少しも大事にされません。
それで小ガラスは大ガラスをねたんで、自分も1つ占いを
やってみようと思いました。
旅人がやって来るのを見た小ガラスは、一本の木に止まって
大きな声で鳴きました。
その声を聞いて、旅人たちは、
「ギョッ!」
と、して振り返りました。
しかし、中の1人が言いました。
「さあさあ、どんどん旅を続けましょう。今鳴いたのは小ガラスですよ。
あんな物は占いとは、ちっとも関係がありません」
人間も同じ事です。
才能のない人が才能のある人の真似をしてみても、
かなわないだけでなく、笑い者になってしまいます。
地位が人を作ることも限界があるのかもしれません。
「ハチとシャコとお百姓」
ハチとシャコが、喉が乾いてたまらないので、
お百姓の所へ水をもらいに行きました。
「水を少しくれれば、その代わりにシャコはブドウ畑を耕しますし、
ハチは泥棒を刺して追い払ってあげましょう」
と、言うと、お百姓は、
「わしにはウシが2頭いて、
奴らは何も約束しないのに何でもやってくれる。
だから、あんたたちに何かくれてやるよりも、
ウシたちに何かをやるほうがいいよ」
このお話しは、口先だけの約束で先に報酬をもらおうとする人を、
けっして信用してはいけないという事を教えています。
生命保険もあなたが掛けて、あなたが死んでから支払われるから
奥さんが喜ぶのです。
「イノシシとキツネ」
イノシシが木のそばに座って、せっせとキバを研いでいました。
それを見たキツネが、不思議そうに尋ねました。
「猟師に追いかけられているわけでも、危険なわけでもないのに、
どうしてキバを研いでいるのですか?」
「確かに、今は危険ではないので、キバを研がなくても大丈夫。
しかし、危険な事が襲いかかって来た時には、キバを研いでいる
ひまはないだろう。
めんどうでも、こうしてキバを研いでおけば、今すぐに危険が来ても、
大丈夫なんだよ」
このお話しは、危ない目に会う前に、日頃からしっかりと
備えておく事が大切だと教えています。
備えあれば嬉しいな。
Posted by いとう茂 at 22:38│Comments(0)