2017年05月20日

その人を笑えますか㉙

今日はゴミゼロ大作戦がありました。
膳所城跡公園一帯となぎさ公園の清掃活動です。
協力する学区は平野、膳所、晴嵐の3学区ですが、清掃範囲は
膳所学区が一番広く、参加人員も200名程度と最大です。
小学生、膳所校生を含め各種団体や各自治会からと、多様な
団体等から協力する人が出ています。

私もここ何年か参加していますが清掃する場所は毎年同じです、
プレハブの倉庫の裏と城壁の裏の植え込みの中です、誰もここは
清掃しませんが、倉庫の裏は家庭ごみの捨て場所になっていて、
人目に付きにくいので蛍光灯、傘、バッテリー、ガスボンベ、今年は
常連のゴミに加えてバーベキューのコンロも捨ててありました。
2月のヨシ刈りの時も倉庫の裏を清掃しますが、同様に家庭からの
ごみが捨ててあり、それから3か月ほどでまたゴミが溜まっています。

植え込みの中も人目に付きにくいので思わぬものが捨てられています、
3年前は自動車のタイヤが7本、引きずり出すのが大変でしたが、
捨てる方もわざわざこんなところまで運んで捨てるのも大変だったと
思います。
タイヤはそれ以来ありませんが、今年はドリンク剤の空きビン、
それもセガの袋に入ったのが20本くらい、拾い上げるときにビンが
こぼれて拾いなおすのも苦労しました。
1袋だけならいいのですがくぼ地ごとに3袋、合計で50本はあったと
思います、同じ袋でしたので同じ人が捨てたのだと思いますが
これもわざわざこんなところに捨てなくても・・・・・・。

生き物でゴミを出すのは人間だけです、そして捨てるのも人間だけ、
それを拾うのも人間だけです。
タイヤにしても家庭からのゴミにしてもドリンク剤の空きビンも
捨てる人は・・・・・・・きっとトイレでお尻を拭かない人・・・・・。

「小ガラスとイヌ」

小ガラスがアテネの女神にごちそうを供える宴会を開いて、イヌを招待しました。
イヌはごちそうを見て、
「どうしてきみは、こんなにお金を使って、お供え物をするの。
お供えしたって無駄なのに。
だって、アテネの女神はきみをひどく憎んでいるのだもの。
きみの泣き声が占いの役に立たないと言ったのは、アテネの女神なんだぜ」
小ガラスは言いました。
「だからこそ、ぼくはアテネの女神にごちそうするんだ。女神のご機嫌を取りたくてね」

この小ガラスの様に、敵が怖い為に、敵を喜ばせようとする人がたくさんいます。
それも1つの手かもしれませんが、本当にそれで良いのでしょうか。


「守り神」

ある人が、家に守り神をまつって、立派な供え物をしていました。
毎日、たくさんのお金を使って、せっせと供え物を買って来るのでした。
するとある晩、守り神が夢に出て来て、こう言いました。
「きみ、もうこんなにお金を使うのは、止めてくれ。
そのうちに全財産を使い果たして貧乏になれば、恨まれるのはわたしだから」

自分が勝手に始めた事なのに、それがうまくいかないと
自分ではなく人のせいにする人に聞かせるお話しです。


「プロメテウスと人間」

プロメテウスの神は、ゼウスの命令を受けて人間と動物を作りました。
ゼウスが見ていると、動物の方が人間よりもずっとたくさん出来ました。
それでゼウスは、プロメテウスに言いました。
「動物が多すぎるから、動物の何匹かを人間に作り治してはどうかね?」
プロメテウスは、その通りにしました。
その為に、元々人間に作られたのではない人間が出来ました。
その人間たちは外から見ると人間ですが、心は動物のままなのです。

これは、動物の様に乱暴な人に聞かせるお話しです。


「おじいさんと死神」

ある日、一人のおじいさんが山でたきぎをたくさん集めて、
よいこらさと背中に背負いました。
家が遠いので、長い長い道をそうやって、歩いて行かなければなりませんでした。
おじいさんはすっかりくたびれて、途中でいったん荷物を下ろしました。
「やれやれ、いっそ、死に神が迎えに来てくれないかなあ。・・・おーい、死神やーい」
おじいさんがこう呼びますと、たちまち死神が現れて、
「わたしを呼んだのは、何の為かな?」
と、尋ねました。
死神の怖い顔を見た途端に、おじいさんは気弱になって、
「いえいえ、なに、この荷物をしょいなおすのに、ちょっと手を貸して下さればいいんで」

このお話しは、人間はたとえどんなに貧乏で辛い暮らしをしていても、
死ぬよりは生きている方がましだと教えています。


Posted by いとう茂 at 23:36│Comments(0)
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