2017年06月04日

みずほまつり

今日は第26回のみずほまつりでした。
みずほは障害者の就労支援をはじめ、障害福祉サービス事業を
行っている施設で、近年では介護も含む総合的な福祉事業を
展開しています。
起業者の元藤大士さんとは昭和62年に、私が幼稚園の
PTA会長を務めた時に副会長をお願いしてからのご縁で、
このまつりも始まったころは模擬店で綿菓子を作ったり、
和太鼓の演奏で参加したりと様々な形で関わってきました。

昨年のみずほまつりでは2階で元藤さんと談笑していましたが、
昨年の秋に66歳で亡くなられ、今年は敷地に入るときに
こみ上げるものがありました。
地域との連携が元藤さんの念願でしたので、昨年の膳所夏まつりに
みずほも模擬店の出店ができるように関係者にお願いをしてから
1年になります、今年の春のさくらまつりにも出店し、一応のレールが
引けたのかと感じていますが、イベントだけの参加ではなく、日常的な
地域団体の活動にも参加して地域の一員として認知してもらわないと
連携まで行かないと考えています。

いたわりと上から目線は違います、たとえ結果が同じでも両者の
気持ちは一つにはならないでしょう。
障害者も健常者も子どもも大人も高齢者も介護を受けている人も
全てが社会の構成員だという地盤がないと、人権や人格が一部の
人だけを指す言葉になってしまいます。
そこに昔からある地の人間、よそ者という発想が入ると排他的な
ピラミッドができ風通しも悪くなりますし、暮らしにくい社会が確立されて
自由な発言もままならなくなります。

今日は天気も良く人出も昨年より多いように思いました。
10時50分くらいに行ってステージ発表を見ていました。
10時から開会式がありますが例年この時間を外して顔を出します。
ステージに議員が上がり紹介があるのですが、それがどうも苦手で、
それをしないので後援会の役員からは、露出度が低いとかもっとうまく
立ち回れと言われますが、できないものはできない、したくない。
昼は福島の震災復興支援で焼きそばを昨年同様食べました。
そのあとはステージを見ていましたが、マッサージもあると聞いて
そちらに足を運んで体をほぐしてもらいました。
今までにない企画で、料金は無料。
得した気分で丁寧にお礼を言ってきました、ステージに上がらない代わりに
一番長く会場にいて色んな人と会話をしたり挨拶をしたり、そちらの方が
性に合っていますし、実もあると感じています。

この祭りを通して地域の人も施設の人も何かを考える契機にできないか、
ただ、人出が多かったとか売り上げが多かったということだけではなく
違う方向で施設の存在や地域とのかかわり方を考える、そんな時期に来ていると
勝手に思っています。

Posted by いとう茂 at 14:15│Comments(0)
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