2017年06月19日

まわるまわるよ 時代はまわる

季節が巡るように人の世も登場人物やロケーションは
違っても、同じように回っているのでしょうか。
言い換えれば永遠に右肩上がりで伸び続けるものや
下がり続けるものはないのかも知れません。
思い込みや錯覚で勝ち続けると信じたり、ずっとその地位に
とどまれると感じることはありますが・・・・・。
悪いことが続くと自分の身の不運を嘆いたり、良いことが
続くと有頂天になったり、一喜一憂の世界で我々は日々
悶々としたり嬉々としたりしているように思います。

中島みゆきの時代という曲の一節が今日のタイトルです。
まわりまわって、めぐりめぐって自分に返ってくることが
常だと思えたら、人や物事への対応も違ってくる気がします。
情けは人の為ならず、時々耳にされることがあると思いますが、
これに続く言葉は、めぐりめぐって己がため、自分のことより
他人のことを先にしておきなさい、そんな意味にもとれますし、
銭湯に行く習慣が薄れてからは、それほど使われないかも
知れませんが、ふろの湯は外へ外へかけと、子どものころに
聞いた覚えがあります。
湯がぬるいからと言って自分のほうにばかりかいていても
熱い湯は逃げていくばかりだが、外にかいていると熱い湯が
自分に戻ってきて暖まるという教訓ですが、これも、めぐりめぐって
己がためと言えるでしょう。

ではこれはどうでしょう、石川洋さんの言葉で私も気に入っている
言葉です。 
遅れてもいい
寝ているウサギさんを
起こしてあげられる
カメさんに
私はなりたいな

ウサギさんを起こして競争に負けることが分かっていても
それでも起こしてあげる親切さ、そんな親切さを持てたら
どんないいことがまわってくるのだろう。
こんなことを考えて何かを期待する私のことを、とらぬ狸の
何とかと言うのかもしれません。
もしかしたら、カメさんは打算も考えない優しい生き物なので
万年の寿命を神様からもらったのだろうか・・・・・・・。

Posted by いとう茂 at 13:01│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。