2017年07月05日

小さな波紋

所属している会の委員会で今年の5月に子どもの居場所作りや
貧困問題に取り組んでいる団体と企業のマッチングを
図る研修会が開催されたことは以前に書きましたが、
担当していた委員長から昨日嬉しい報告がありました。
市内にある2か所の児童養護施設の子どもたちを
日本生命が遊園地などに連れていく催しを開始したのと
トワイライトステイなどを通して子どもの自立支援を行っている、
NPO団体が施設で作っている弁当の販売を市役所で始め
売れ行き好調とのことで活動資金の捻出に苦労していたのが
かなり改善されたとのことでした。

一昨年に私がこの委員会の委員長を務めているときに、
児童養護施設、トワイライトステイを実施しているNPO団体3つ、
少年鑑別所などに支援をしたのがきっかけで「子どもを支える
居場所を支える」事業に発展しました。
7月から始まった今年度も琵琶湖でのボートや釣り、カヌーなどの
体験事業に児童養護施設の子どもたちを招待します。

種はいくら蒔いても温度や水分などの条件がそろわないと
発芽しません、同じように事業も周囲の理解と協力がないと
成功できないと思います。
小さな波紋が少しずつ広がっていくのを感じます。
民間レベルでの取り組みがさらに広がり様々な人が関りを
持つことでより大きな波紋になっていきます。

地域と言えばそこに住む人や地元の各種団体を連想しがちですが、
そこに立地する企業も含まれます、企業の目的は利益の追求
かもしれませんが責任として社会貢献も果たさなくてはいけません。
地域の繁栄は企業の繁栄、企業の繁栄は地域の繁栄、
そんな持ちつ持たれつの関係が希薄になり、社会に変化が
起きているように感じます。


Posted by いとう茂 at 17:03│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。