2017年11月18日

人権を考える秋の集会

今日は9時30分から膳所小学校で人権を考える
秋の集会が開催されました。
あいにくの雨で参加者は昨年に比べるとかなり少ない状況でしたが
全体会、分科会ともそれぞれ内容があるものでした。
全体会では小学校のブラスバンド部のオープニングに続いて
小学生から高校生まで4名に意見発表がありました。
小学生は義肢、義足を作成している人についての意見発表と、
自らが聴覚過敏で偏頭痛に悩まされて登校もままならない
ことがあるが、周囲の友人の気遣いで楽しく学校生活を
送っており、支えあいの大切さを意見として発表がありました。

中学生は粟津中学校が日本一大きいびわ湖に一番近い
中学校であることを自覚して、福祉環境委員長になった時に
全校生徒に呼び掛けて琵琶湖の清掃を行った体験を通して
感じたことの発表でしたし、高校生は各クラスから2名
選出されている人権委員の活動報告でした。

分科会は3つありましたが、地域の中で生きがいづくりを
めざす活動を考えよう、という分科会に参加しました。
花架拳(かかけん)の指導をしている女性と自治会でサロンを
開設している男性がパネラーになり体験談の発表があり
会場から質問や意見が出ました。
花架拳という言葉はあまり聞きなれない言葉ですが、中国の
拳法の一種で攻撃と防御の型を優雅な踊りにしたもので
動きの一つひとつに意味があるそうです。

呼吸法も教えて頂きました、肩の上下を押さえての呼吸法で
姿勢もよくなるということで参加者も一緒に練習を行いました。
サロンの方は参加者をどうして増やすかという問題点の
話題が出ていましたが、同じ方向を向いてこれをしょうと
いうことと、参加者がめいめい思い思いのことをしていても
大きな輪の中にいるという自己の存在を確認できる仕組みを
作ることが大切だと感じてきました。

誰かが誰かを引っ張るという作業には上下関係が生まれやすく、
派閥やグループができてしまいはじかれた人は輪の中から
出て行ってしまいます。

サロンは常時開設が望ましい、それが持論です、いつ行ってもいいし
いつ帰ってもいい、誰がリーダーでもなくみんな同じ立場、何かを
始めても参加は自由、強制されない、始めることは参加者が面白い
やってみたいと思うこと、夢の語れる場所で自分を認めてもらえる
場所が持論のサロンのあり方です。
分科会のような内容をいつでも語れる仕組みづくりのために
何かできないか模索してみようと思います。

Posted by いとう茂 at 16:22│Comments(0)
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