2018年01月24日

久しぶりに犬の話

今朝の室温は4度でした、南北の網戸から容赦なく
寒風が吹きこんできます、南側は縁側がありますので縁側との
しきりに障子があります。
紙一枚ですが、それがわずかに直接吹き込む風を防いでくれ、
毎朝、目を覚ませるわけですが、せんべい布団の上下に
くるまり毛布もなく暖房もない部屋で寝ることも慣れれば
それなりに快適なものです。
人から見れば我慢比べのような毎日に映るかも知れません。

南側の縁側から庭に出られますが、そこに大きい犬の
小屋を置いていました。
冬場になると縁側に上がって日向ぼっこをしていたのを
思い出します、昼間はほぼ一日太陽が差し込みガラス戸を
半分閉めておくと温かい空間ができます。
ポカポカした中で軽い寝息を立てて眠っていました。

行方不明になったのが2012年の12月、1週間ほど放浪して運よく
獣医さんに発見していただき結石の手術も施していただいて、
命拾いをしましたが高齢のために翌年の5月10日に亡くなりました。
あれから4年半が過ぎました、決して見てくれのいい犬でも
賢い犬でもなく血統書もない雑種でしたが、16年間、ほぼ毎日
顔を見ていると情も移ります。

特別大切に飼っていたわけではありませんが、なぜか私に
よくなついていました、夜中に帰るとぬくぬくと起き出して
体をすり寄せてく~んく~んと鳴いていました。
お手もできない、言い換えると頑固な犬で気に入らないと
遠慮なくウ~っと威嚇してきました。
いなくなって感じた寂しさ、悲しさ、辛さは自分が満たされて
いないからだったのか、本当にいなくなった犬がかわいそう
だったのか・・・・・。
こうして時々思い出すことを考えると無意識でも犬が
可愛かったのだろうと思います。

最後はガラス戸にもたれて眠るように固くなっていたのを
たぶん、この先も忘れることはないと思います。

Posted by いとう茂 at 22:34│Comments(0)
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