2018年03月03日

和太鼓の練習にて

和太鼓の会を結成して26年になります。
最初は地域の商店街、小学校の教師を中心にした大人ばかりでしたが、
1年遅れで小学生の部を作りました。
途中何年か抜けましたが、一昨年の10月から指導を再びしています。
毎週月曜日の5時30分からの練習でしたが、水曜日に大人の部の
練習がありますので、毎週月曜日の夕方だと厳しいものがあり、
昨年の4月から水曜日の大人の部の前に行うようにしました。

ずっと子どもたちを見てきましたが、20年前と比べて随分と
変化があります、メンバーの数はそれほど変動がないのですが、
集中ができない子どもが増えたように思います。
昔は小学6年までに3年で3曲をマスターできましたが、今年は
1曲がなんとか叩ける程度で、出演依頼があっても長い時間の
演奏は無理です。
あまり口うるさくいうのも子どもにとって負担だろうと思って
じっと見守る時間が続きましたが、この前の練習で6年生が3年生
と4年生を前にして、このままでは練習にならないと注意をしました。

1時間の練習時間の半分くらいを代わる代わる、時間前の準備から体操、
練習態度などを指摘していました。
下級生は神妙な顔つきで黙って聞いていましたが、次回の練習が
どう変わるか楽しみでもあり少し不安でもあります。
6年生に問題がないかといえば、そうでもなくリードが弱いので
下級生が思い思いに遊んでいる部分もあります。

ともあれ、自分たちで気づき改善していこうと姿勢は評価して
黙って見ていようと思います。
目前に卒業を控えていますが、気がついて改善しようという気持ちは
大切なことですし、下級生共々意識が変われば太鼓の練習だけでなく、
これからの子どもたちの人生に大きな影響があると思います。

落ち着きがない、集中できない子どもに学校で先生に注意をされるやろ、
そう尋ねても、なにもいわはらへんという返事が返ってきますし、
真面目に練習している子どもに、そうなんかと確認しても同じ返事です。
1人の子供にかまっているとクラス全体の授業が遅れるから、注意しないと
すれば、子どもにとっても教師にとっても、ひいては社会にとっても
悲しいことです。

そんな状態は和太鼓にきている子どもたちだけでしょうか・・・・・。
こんな中で、道徳が科目になろうとしています、道徳は学校で教えるものか、
その議論はさておいて、子どもたちは何を身につけて血や肉にするのだろう、
教える側は何を伝えなければいけないか、明確に分かっているのだろうか。
ただ文字を追うだけなら国語の時間を増やせばいいと思う。

Posted by いとう茂 at 10:28│Comments(0)
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