2018年07月12日

人を許すとは・・・・・・

何の拍子か分かりませんが、信号待ちをしていて
「人を許すとは、自分の心の狭さを許すこと」どこかで目にした
覚えがあるのですがどこで目にしたのか、誰の言葉だったのか
思い出すことができません。
自分の心の狭さを許すということは、心が広くなる、
そのことにつながります。

許すというとどこか大上段に構えた感があり、上から目線で
見下しているようですので、友人や仲間内での関係とは
少し違うように思います。
これまで築いてきた人間関係の中でトラブルがあり、
こちらはあまり悪くないのに被害を受けた、心ない一言で
このままだと人間関係にひびが入る、そうした状況の
方が多いように思います。

煮え湯を飲まされた、そうした事態でも飲ませた相手に
よっては許せる場合があります。
正確には許さないとそこで人間関係が破綻する、
このケースも多いと思います、隣同士の人間関係や
商売上の利害関係がある人間関係がそれにあてはまる
場合が多いのではないでしょうか。
お隣のことだと多少の無理なら許してしまう、ここで怒ったら
利益がパーになる、ぐっと飲みこむといったところでしょう。

親族を殺された、大金をだまし取られた、こうした場合は
そう簡単に許すということはできないと思います。
お金に困っている人間に泣きつかれて、なけなしのお金を
貸したが一向に返済してくれない、それどころかお金に
困っているはずの人間が新車を乗り回していたりすると、
こちらは中古車で我慢しているのに・・・・・と腹が立つのは
当然でしょう。

まだまだこの人とは交流していきたい、そう考える心の奥には
何がしかの愛情が残っているように思います。
それが若い恋人同士で会ったり、40年来の同級生であったり、
「許せなくなったらおしまい」心の狭い人間だと自分を自分で
なじったところで、もう元には戻れません。
許す、飲み込む、こうした行為がなくなれば心も平安なので
しょうが、生きている以上こうしたことからは離れることが
できないように思います。
自分の器量を大きくすることも必要でしょうし、固執しすぎない
そうしたことも必要な気がします。

Posted by いとう茂 at 22:50│Comments(0)
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