2018年06月19日

草津市議員との連携で・・・・・・・

6月通常会議の質疑・一般質問は草津市議会の
伊吹議員にお願いして、大津市と共同で同じ内容の質問を
して頂きました。
4月に草津市議会と包括的な連携協定を締結したのが
きっかけで、伊吹議員も私も連携会議のメンバーです。
質問内容は以下のもので、両市の市民に東海道に愛着と誇りを
持ってもらい、歩く人のおもてなしができれば、そんな思いが
この形になりました。

質問①
草津市及び栗東市、湖南市、甲賀市との東海道の景観連携に
ついて分割質問方式で質問を行います。
人口減少社会の到来を迎えて、包括的な連携のもとで、
複雑・多様化する行政課題を検証、検討し両議会と両市の
活性化を図ることを目的として、去る4月24日に大津市議会と
草津市議会が連携協定の締結を行いました。
締結式の終了後に両市の議長と連携推進会議の正副座長、
そして滋賀県知事で意見交換会が開催されました。
その席上で東海道について知事に質問があった時に、
両市の広域景観連携に、滋賀県として協力できることについて、
例えばということで東海道の統一デザインマンホールを
設置する話をされました。
これには両市の連携が不可欠という条件が付いていましたが、
街道というのはこれから人を呼ぶ大きな可能性があるとも
述べられていました。
いきなり統一デザインのマンホールの設置といっても
費用のかかる事業ですので、難しいことは理解していますし、
5年前にも東海道のマンホールについては質問を行っており、
費用対効果もあわせて十分研究の上、決定していくというもので
残念ながらあまり前向きなものではありませんでした。
しかし、当時は草津市との連携という状況にはなく、
現在とは事情が異なっていたのも事実です。
ついては、草津市だけでなく東海道沿いにある栗東市、湖南市及び、
甲賀市と連携を図り滋賀県も巻き込んで、東海道の統一マンホールの
設置について話し合いをはじめていただけないかお訊ねします。

草津市答弁
東海道統一ロゴマークが入った看板につきましては、東海道で
つながる両市が協働し、看板設置を通じた連続性のある
歴史景観づくりや、まちの魅力向上を目的として、
昨年度より両市で構成する、びわこ大津草津景観推進協議会の中に、
商工観光部門・建築部門・学識者等の各専門分野の方々と
両市職員で構成する東海道統一案内看板専門部会を設置し、
普及に向けた方策について検討しております。
今後は、その専門部会で検討した事項をもとに、東海道沿道の方や
市民の方など、一人でも多くの方に関心を持っていただき、
さらには看板設置など、主体的に関わっていただけるよう、
ロゴマークを通じて東海道の歴史景観まちづくりを
展開していきたいと考えております。

大津市答弁
県内他市との東海道の景観連携についてでありますが、
東海道の景観連携については、びわこ大津草津景観推進協議会の
取り組みの一つとして行っており、具体的には、
東海道統一案内看板について、市民、事業者との協働による
東海道統一案内看板専門部会で検討を行っております。
1点目の東海道の統一マンホールの設置についてでありますが、
現在、専門部会にて案内看板に関するルールの作成や
周知の方法の検討を進めているところであります。
統一マンホールについては、東海道を周知する一つの
方法であると考えられることから、今後、まずは本件を
専門部会に提案することについて、草津市と協議を進めてまいります。


質問②次に、東海道の統一ロゴマークの活用について、
草津市議会においても看板等の費用のかかるものの製作よりも、
予算的にも少なくてすむシールやステッカーを店頭に
張ってもらうことで東海道の周知を考えておられます。
ついては、このことも両市でサイズや色彩等について連携を図り、
東海道に設置されている関西電力の電柱や各種道路標識の
支柱に張って、沿道の自治会への周知、そして、知事も申しておられた
人を呼ぶ大きな可能性がある東海道を歩く人のおもてなしが
できないかお訊ねします。

草津市答弁
東海道の統一ロゴマークを活用したシールやステッカーにより、
東海道の周知啓発を図ることにつきましては、議員のご提案のとおり、
その取り組みやすさから、沿道の自治会への周知や事業者の協力など、
多くの方に関わっていただくための仕掛けづくりになると考えてございます。
東海道統一案内看板専門部会においても、ロゴマーク自体の
周知啓発のために、どのような方法がよいかの検討を進めており、
また固有の文化や歴史を意識した案内看板のデザインや素材の検討も、
景観づくりには必要であることから、まちの景観と両方のバランスを
考慮しながら進めております。
つきましては、ロゴマークの活用により、来訪される方に、
東海道の魅力を感じ、安心して旅をしていただける案内表示等の
仕組みづくりを含めて、大津市と調整を図りながら検討を
進めてまいりたいと考えております。 

大津市答弁
2点目の東海道統一ロゴマークのシールやステッカーに
ついてでありますが、シールやステッカーについても、東海道を周知する
一つの方法であると考えられることから、併せて専門部会への
提案について、草津市と協議を進めてまいります。

質問③
京町通りの側溝に統一マークのロゴが入ったグレーチングが
設置されていますが、今後、東海道沿いの側溝に設置していかれる
考えがあるのか、さらに草津市と連携して拡大していく
可能性についてお訊ねします。

草津市答弁
大津市の京町通の側溝に設置された統一ロゴマークの入った
グレーチングの設置についてですが、ロゴマークを周知するには
有効な手段であると認識しております。
また、ロゴマーク入りのグレーチングを設置することにより、
東海道の道標となることや、案内表示としても期待できると考えております。
そこで今後は、草津市においても、道路管理者や大津市と
調整を図りながら、設置について検討してまいりたいと考えております。
東海道統一ロゴマークの今後の展開につきましては、
草津市・大津市にとどまらず、ロゴマークを普及させていきたいと考えております。
両市ではすでに、東海道沿道の各地域で展開されている
東海道宿駅会議や全国街道交流会議にて ロゴマークを啓発しており、
さらに啓発活動を進めることにより、日本橋から京都三条大橋・
大坂 高麗橋までの間の東海道に、ロゴマークが広がることを期待し、
東海道ブランドの創出により景観まちづくりとの相乗効果を
もたらしたいと考えております。

大津市答弁
グレーチングについてもその一環(質問③に対する答弁)として整備したものです。
このことから、議員ご提案の内容については、
地域として東海道にふさわしいまちづくりの機運が高まってきた場合に、
地域の方々と協議を行いながら、設置について検討してまいります。
草津市と連携しての設置についてでありますが、
3点目でご答弁申し上げた本市のグレーチングの設置の
考え方について、草津市に確認してまいります。

以上が草津市、大津市の答弁の比較です、どんな感想をお持ちでしょう、
私は丁寧さがずいぶん違うと感じました。
琵琶湖の近くに住みたい、それなりに生活が便利で、京阪神に近く
交通のアクセスのいいところ・・・・・・、こんな条件で移住を検討していた時に
インターネットで議会中継が流れていた。
それも草津市議会も大津市議会もどちらも質疑・一般質問の最中、
こんなロケーションなら、それを見て迷わず・・・・・・。
答弁の丁寧さは別にしてこの課題はぜひとも結実させたい、そんな思いが
ありますので、議員として協力できることがあれば手を携えて
前に進みたいと思っています。

Posted by いとう茂 at 21:23│Comments(0)
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