2018年06月22日

大津社協に行ってきました

今日は常任委員会の予備日でしたので、議会の大きな
予定は入っていませんでした。
議会の方は予定がなくても私には色々と予定が入っています、
議会の予定がないから他の予定を入れたのですが・・・・・。
久しぶりに車を運転しながらの昼食で、おにぎり3個。
午後からは大津社協に行ってきました。

漱石の草枕の冒頭の部分、
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。
こうした経験があるのは私だけではなく多くの人が感じて
いることではないでしょうか。
それでも何とか人ごみに紛れながらも毎日を送れている、
それは幸せなことかもしれません。

「居場所がない」「しんどい」「生きづらい」そう感じて自分の殻に
閉じこもってしまった人は周りにもたくさんいます。
そんな人の首根っこをつかまえて社会に引っ張り出しても
逆効果になる方が圧倒的に多いものです。
大変な暴れん坊の須佐之男命の、ひどいいたずらに
怒って天岩戸に隠れた姉の天照大御神も、岩戸から出すのには
神々は様々な知恵を絞って、最後は岩戸の前でどんちゃん騒ぎを
しました。
周囲の手練手管で引きこもりが解消するとは思いませんが、寄り添い
自己肯定感をどれだけ持たせ自分自身が自信を回復して、自分から
天の岩戸から出ようと思わないと解決にはなりません。

そんな寄り添う役ができないか、その相談に行ってきました。
時間がかかることは覚悟しています、自分に寄り添い心を開かせる
能力があるのかも疑問ですが、一人でも殻から出ることを決心
してくれたら、望外の喜びです。
自分にできることには限界があります、限界の中でどこかの機関へ
つなぎ自立してくれる手助けができるような気がします。

狭い部屋ですがフリールームと名付けて、そこから希望が広がれば、
そんな思いです。
これは個人として自分が持っている社会的な地位や肩書きとは一線を画して
続けていこうと決めています。
フリールームえこ〜という名前でスタートしています。

推計でしかカウントできないひきこもり、本人だけでなく家族も利用して
心の中の鬱憤や悩みを吐き出して少しでも楽になってもらえれば、
それも大きな目的です。
本人よりも周りの人から明るくなれば、その明るさが本人にも伝播する。
そう信じています、まだ、一歩を踏み出しただけです、戻れない一歩を。

Posted by いとう茂 at 22:14│Comments(0)
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