2018年08月04日

花遍路

BSで早坂暁さんの花遍路が放映されています。
単行本を持っているのですが、2冊あるうちの1冊目の
途中までしか読んでおらず、テレビを興味深く見ています。
もちろん録画予約して時間のある時に途切れ途切れ
ですが。

第二次世界大戦をはさんで愛媛の商店の人たちの
人間ドラマで、直接四国遍路の道が出てくることはあまり
ありませんが、時々映し出される白衣姿を見るとついつい
見入ってしまいます。
おそらく30年ほど前の作品だと思います、ナレーターが
渥美清さんで、舞台になっている富屋の女主人は沢村貞子さん、
平成生まれには馴染みがない人かもしれません。
他にも故人になられた人も多く出演していて、懐かしさも
加わり何本か録画しています。

こうした部類の番組を見ると・・・・・・虫が騒ぎ出します。
残念ながらこの夏は四国行はかないません、日程が合わない
そういうことではなく、例によってお大師さんの呼ぶ声が聞こえて
こないからです。
おそらく、お大師さんは四国行の代わりにテレビで我慢しなさい、
そう申されているのだと思います。
信仰心がどんなものなのか私にはわかりません、熱心なクリスチャンの
方が布教に歩かれたり、毎朝お経を唱える人がいたり、灯明をあげて
手を合わせるという人も多いと思いますが、そうしたこととも
ほとんど無縁の人間です。

四国を歩いているといい事があるとか、そんなご利益もないようですし、
自己満足の塊だと思いますが、不思議と気持ちが落ち着きます。
それがご利益だと思っていますし、目に見えない何かに呼ばれる、
理解できる人は少ないかもしれませんが、呼ばれた時は、これも
不思議と予定がキャンセルで空いたりして背中を押してくれます。
しかし、今はその時ではありません、呼ばれる予感も、呼ばれている
予兆もありません。
四国を歩いている時だけが遍路ではない、大津にいても心穏やかに
道あるところすべて遍路、心あるところいつでも遍路。
そこまで悟れたなら・・・・・・いいのにねface03

Posted by いとう茂 at 21:13│Comments(0)
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